西山さんと椛島さん、アンドロメダ座大銀河に新星を発見

【2010年10月12日 CBET 2483】

九州の新天体捜索チーム、西山さん椛島さんのコンビが10月5日(世界時、以下同様)、M31アンドロメダ座大銀河に新星M31N 2010-10aを発見した。


10月6.188日に撮影された新星の確認画像

10月6.188日に撮影された新星の確認画像。クリックで拡大(提供:遊佐徹氏)

福岡県の西山浩一(にしやまこういち)さんと佐賀県の椛島冨士夫(かばしまふじお)さんは、10月5.551日に撮影した画像から、M31(アンドロメダ座大銀河)内に17.9等で写っている新星を発見した。報告を受けた宮城県の遊佐徹さんが確認した。

西山さん椛島さんの観測によるこの天体の位置は以下のとおり。

  赤経  00時42分45.82秒
  赤緯 +41度24分22.0 秒 (2000年分点)
  新星周辺の星図

二人の観測によれば、この天体は同6.538日には17.1等まで増光している。


新星M31N 2010-10aの位置

この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。

また、新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」では、新星をわかりやすく×印で表示するための「新星(マークで表示)」ファイルも公開しています。あわせてお楽しみください。

<参照>

  • CBET 2483: APPARENT NOVA IN M31: M31N 2010-10a (2010 Oct. 7)
  • Let's Observe Comets!: PN in M31 (遊佐徹氏による確認画像)

<関連リンク>

<関連ニュース>