西山さんと椛島さん、さんかく座の銀河M33に新星を発見
【2010年11月8日 CBET 2533】
九州の新天体捜索チーム、西山さん椛島さんのコンビが10月26日(世界時、以下同様)、さんかく座の銀河M33に新星M33N 2010-10aを発見した。
福岡県の西山浩一(にしやまこういち)さんと佐賀県の椛島冨士夫(かばしまふじお)さんは、10月26.654日に撮影した画像から、さんかく座の銀河M33内に18.1等で写っている新星を発見した。
西山さん椛島さんの観測によるこの天体の位置は以下のとおり。
赤経 01時33分57.12秒(±0.02秒) 赤緯 +30度45分53.2 秒(±0.4 秒)(2000年分点) 新星周辺のDSS画像
10月27日には17.7等、28日には18.5等、11月1日には18.8等と、徐々に減光しているようすが観測されている(28日は宮城県の遊佐徹さん、それ以外は西山さん椛島さんの観測)。
新星M33N 2010-10aの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。
また、新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」では、新星をわかりやすく×印で表示するための「新星(マークで表示)」ファイルも公開しています。あわせてお楽しみください。