重力とともに生きる 14日に古川さん交信イベント
16日にはイプシロンロケット開発チームがインターネット中継で解説
【2011年9月13日 JAXA/ニコニコ生放送】
宇宙に滞在中の古川聡さんと、高齢者の健康に関わる団体との交信イベントが14日夜に行われ、インターネットでも生中継される。無重力環境が人間の体に与える影響や、そこからわかる身近な健康へのヒントなどを、医師としての立場をふまえて紹介する。開発中のイプシロンロケットの解説番組(16日)の情報も。
古川宇宙飛行士交信イベント
9月14日(水) 18:50〜22:00
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に約5か月半の予定で長期滞在している古川聡宇宙飛行士のISS「きぼう」日本実験棟における交信イベント「【重力とともに生きる】〜宇宙飛行士との対話を通して健康について考える〜」を開催します。
JAXAではこのイベントへの参加団体の募集を2011年5月から6月にかけて実施し、開催概要および参加団体を決定しました。
重力がない宇宙で長く生活をすると、体を支える骨や筋肉が弱くなるなど、地上の高齢者が抱えている問題と同じことが起こります。それらの問題を軽減するために宇宙飛行士が行うトレーニングや食事管理など、ISS長期滞在による医学的な知見が高齢者の健康増進や転倒による寝たきりの予防に役立つことを、実際に宇宙飛行士の健康管理を行っているJAXAの職員などによる勉強会や、医師のバックグラウンドを持つ古川宇宙飛行士との対話を通じてご紹介します。
イベントの模様は、インターネットで生中継する予定です。詳細は以下のページをご覧ください。
イプシロンロケット解説インターネット中継
9月16日(金) 20:30〜21:30
JAXAの協力で実現した「ニコニコ生放送」のレギュラー番組「JAXA宇宙航空最前線」。第3回目のテーマは「ロケットの世界に革命を!イプシロンロケット」と題して、現在開発中のロケットについて開発者に話を伺います。
今回のテーマである「イプシロンロケット」とは、高性能と低コストの両立を目指す新時代の固体燃料ロケットで、ロケットの打ち上げを今よりも手軽にできるものとして、2013年に初号機の打ち上げが予定されています。
番組のナビゲーターには石田紗英子、ゲストにイプシロンロケット開発チームの徳留真一郎氏と清水文夫氏を招き、同ロケットの映像を交えて解説をします。
番組では、コメントやメールで寄せられた視聴者からの疑問に対して随時答えていきます。是非、番組をご覧ください。