板垣さんがうお座の銀河に超新星2011fpを発見、8月で3個目
【2011年9月21日 CBET 2820】
8月29日(世界時)、山形県の板垣公一さんがうお座の銀河に超新星2011fpを発見した。板垣さんは今年5個目、8月だけで3個目の超新星発見となる。
アマチュア天文家の板垣公一さんが、8月29日(世界時、以下同)に撮影したうお座の銀河NGC 57(ペガスス座との境界付近)に、超新星が17.9等の明るさで写っているのを発見した。
位置は以下のとおりで、銀河の中心から西に76秒角、南に31秒角のところである。分光観測からIa型超新星であることが判明している。
赤経 00時15分25.61秒 赤緯 17度19分11.9 秒 (2000年分点) NGC 57周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
板垣さんは8月4日に2011ek、27日には2011fiを発見しており、8月だけで3個目の超新星発見となる。
超新星2011fpの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、「恒星」ダイアログで「超新星」の表示をオンにしてください。
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