故 森田耕一郎教授の名前が小惑星に
【2013年8月6日 アルマ望遠鏡】
アルマ望遠鏡プロジェクトなどに尽力した故 森田耕一郎国立天文台教授の功績を称え、1995年に発見された小惑星が「Kohichiro」と命名された。
国際天文学連合小惑星センターは7月22日、故・森田耕一郎(もりたこういちろう)国立天文台教授の功績を称えて、小惑星(14047)に「Kohichiro」と命名したことを発表した。
森田教授は、2012年5月にアルマ望遠鏡計画のため滞在していたチリで事件に巻き込まれ亡くなった。国立天文台野辺山ミリ波干渉計、アルマ望遠鏡アンテナ群の設計や開発に尽力し、その貢献を称えてアルマ望遠鏡のアンテナ群ACAは「モリタアレイ」と名付けられている。
今回森田教授の名が冠せられた小惑星は、1995年11月18日に北海道の円舘金さん、渡辺和郎さんが発見したもので、1995 WG5という符号がついていた。火星と木星の間にある小惑星帯に属する小惑星で、大きさはおよそ7kmと推定される。現在うお座の方向にあり、およそ18等の明るさだ。