高校生が発見した小惑星が正式認定

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【2013年8月28日 石垣島天文台

福島と沖縄の高校生が今月上旬に発見した小惑星に仮符号が与えられ、正式に新天体と認定された。今後4年間以上の観測で軌道が精密にわかれば、命名権が得られる。


2013 PV21

仮符号「2013 PV21」がつけられた新発見の小惑星(提供:石垣島天文台)

新小惑星を発見したのは、高校生対象の天文学観測・研究体験プログラム「美ら星(ちゅらぼし)研究体験隊」、通称「美ら研」に参加した福島東稜高校(福島市)と八重山商工高校(石垣市)の生徒6人だ。8月7日の夜に発見した天体を翌日8日夜にも再度観測し、2夜の観測成功を受けて、17日に仮符号「2013 PV21」が登録された。

同時に発見したもうひとつの新天体「IA009」も仮符号「2013 PV14」が登録されたが、以前観測された「2011 CU15」と同一のものであることがわかった。この天体が「美ら研」での新発見になるかどうかは、最終決定段階で観測の貢献度などにより審査されるようだ。

2005年から国立天文台の2つの施設(VERA石垣島観測局、石垣島天文台)を利用して行われている同プログラムでは、これまでに電波星3個や小惑星1個の発見などの成果がある。

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