2007年
東から南にかけての空で、冬の星座が見ごろを迎えている。先導するのは、天頂で輝くプレアデス星団(すばる)が印象的なおうし座と、北東の空に輝く1等星カペラが目じるしのぎょしゃ座だ。午後9時ごろになれば、冬の大三角形が高く昇っているだろう。少し遅れて、しし座に位置する土星も東から登場する。
今年の最初の天文現象は、やはり4日のしぶんぎ座流星群。ただし、満月過ぎの月に邪魔されるなど、条件はよくない。このほかには、月による惑星や恒星の食が多い。残念ながら、7日の土星食は北海道北部だけでしか見られず、22日の天王星食は昼間の現象だ。とはいえ、月と惑星が接近しているようすもじゅうぶん見ものになるはずだ。双眼鏡で観察したい。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -1.0 | -1.0 | -1.0 |
視直径 | 4.7" | 4.8" | 5.3" |
星座 | いて | やぎ | やぎ |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 10.4" | 10.6" | 10.8" |
星座 | やぎ | やぎ | やぎ |
現象 |
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火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.5 | 1.4 |
視直径 | 4.0" | 4.1" |
星座 | へびつかい | いて |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.9 |
視直径 | 32.1" | 33.3" |
星座 | へびつかい | へびつかい |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.2 | 0.2 |
視直径 | 19.7" | 20.1" |
星座 | しし | しし |
現象 |
天王星・海王星・冥王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | 冥王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 8.0 | 14.0 |
視直径 | 3.4" | 2.2" | 0.1" |
星座 | みずがめ | やぎ | いて |
現象 |
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