2007年
今月は夜が長い。日没後すぐに夜空を見上げると、そこには取り残されたかのように秋の星座が輝いている。天頂にある秋の四辺形や、北極星の目印となるカシオペヤ座が見つけやすいだろう。北東のペルセウス座に位置するホームズ彗星は、急増光から1か月以上過ぎたとはいえ、まだ見続ける価値がある。
午後9時を過ぎると、東の空から昇ってきた冬の星座が目立ちはじめる。全天一明るい恒星・おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス、そしてやや遅れて昇ってくるこいぬ座のプロキオンが作る「冬の大三角形」が目印。しかし、今年はすぐ上の赤い星につられて、四辺形のように見えてしまうかもしれない。
その星は、19日に地球最接近を迎える火星だ。今回は地球との距離があまり近くないが、それでもシリウスをわずかに上回るほどの明るさ。今月はふたご座の足もとで動き回っている。
ふたご座といえば、14日に極大となるふたご座流星群。今年は早い時間帯に月が沈むので、暗い空の中で観察できる。最近は年ごとに流星の出現数が増えており、必見の天文現象だ。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.8 | -0.9 | -0.9 |
視直径 | 4.7" | 4.6" | 4.7" |
星座 | さそり | へびつかい | いて |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -4.2 | -4.1 | -4.1 |
視直径 | 17.2" | 16.1" | 15.1" |
星座 | おとめ | てんびん | てんびん |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.4 | -1.5 |
視直径 | 15.4" | 15.8" |
星座 | ふたご | ふたご |
現象 |
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木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -1.8 | -1.8 |
視直径 | 31.7" | 31.6" |
星座 | いて | いて |
現象 |
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土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.6 | 0.6 |
視直径 | 18.1" | 18.8" |
星座 | しし | しし |
現象 |
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天王星・海王星・冥王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | 冥王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 7.9 | 14.0 |
視直径 | 3.5" | 2.2" | 0.1" |
星座 | みずがめ | やぎ | いて |
現象 |
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