AstroArts Topics

ヘッドライン

アルマ望遠鏡、偏波観測で世界最高感度を達成

2016/07/20
アルマ望遠鏡では通常の科学観測と並行して、観測性能を実証する「科学評価観測」も行われている。その評価観測で得られたデータの解析から、アルマ望遠鏡がミリ波の偏波観測において世界最高感度を有していることが確認された。

冥王星最接近から1年 研究者が選ぶ「ニューホライズンズ」の10大発見

2016/07/20
探査機「ニューホライズンズ」が冥王星のフライバイ観測を行ってから7月14日で1年を迎えた。現在までのニューホライズンズによる発見トップ10などを挙げながら、2015年7月14日を振り返ってみよう。

2020年を目標に「ひとみ」の後継機打ち上げ

2016/07/19
JAXAは7月14日、打ち上げ2か月後に運用終了となったX線天文衛星「ひとみ」の後継機について、2020年打ち上げを目標に設計・製造する計画を発表した。

熊本地震における天文施設の復興状況について

2016/07/19
今年4月14日に発生した熊本地震では天文施設も被害を受け、一時休館などを余儀なくされていたが、設備等の復旧が進みつつある。南阿蘇ルナ天文台ではクラウドファンディングを通じて復興支援の協力を呼び掛けている。

7月24日~31日、柏市で天体写真展

2016/07/19
7月24日(日)から31日(日)、千葉県柏市で「星の写真展~星空へのいざない2016~」が開催される。

青みがかった超新星、初代星を発見する鍵

2016/07/14
重元素が欠乏している宇宙初代の星が起こす超新星爆発の光度変化をコンピュータ・シミュレーションで調べたところ、光度が安定する期間である「プラトー期」が暗く短いことや青い波長が強く出ることがわかった。こうした天体の直接観測につながる手がかりとなりそうだ。

急増光中の若い星の周りに水のスノーライン

2016/07/14
アルマ望遠鏡による若い星の観測で、その周りを取り囲む原始惑星系円盤が詳細にとらえられ、水が凍る・凍らないの境界線である「スノーライン」がはっきりと示された。急増光中の星の周りに水のスノーラインが発見されたのは初めてのことで、惑星形成を理解する上で重要な観測結果である。

探査機「ジュノー」、木星周回軌道からの初画像

2016/07/13
7月5日に木星周回軌道に入ったNASAの探査機「ジュノー」が、観測軌道から撮影した初画像の一部が公開された。木星の大赤斑やガリレオ衛星が見える。

見た目以上に大きかった、内側ほど若い不思議な銀河

2016/07/12
これまで小さく変わったところのない楕円銀河だと考えられてきた銀河が、実は従来の見積もりの10倍も大きく腕を持っていることがわかった。さらに、外側より内側が若いという珍しい特徴も明らかになった。

運良く見つかった、超短命であるはずの系外惑星

2016/07/12
準巨星のすぐそばを公転する巨大惑星が発見された。このような場所にある巨大惑星は時間が経つと中心星の潮汐力によって破壊されてしまうと考えられているが、今回見つかった惑星はそうなる前に運良く見つけられたようだ。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

大西さんISSに到着、長期滞在を開始

2016/07/11
7月7日に宇宙へ飛び立った日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんたちが、9日13時ごろに国際宇宙ステーションに到着し、約4か月間の長期滞在を開始した。

「ひとみ」が見た、意外と静かな銀河団中心の高温ガス

2016/07/07
本格運用には至らなかったX線天文衛星「ひとみ」だが、観測装置立ち上げ段階で行われた観測から、ペルセウス銀河団の中心部の高温ガスは意外に静穏であることが明らかにされた。

大西さん、七夕フライトで宇宙へ

2016/07/07
日本人宇宙飛行士の大西卓哉さんら3人の長期滞在員を乗せたソユーズ宇宙船が7日午前、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。9日午後に国際宇宙ステーションに到着予定となっている。

八ヶ岳総合博物館で七夕のモバイルプラネタリウム投影

2016/07/07
長野県の八ヶ岳総合博物館で7日、保育園児を招いてのモバイルプラネタリウム投影が行われた。本格的な定例投影は7月23日から。

ペルセウス座流星群が極大

2016/07/06
8月12日、ペルセウス座流星群の活動が極大となる。一番の見ごろは月が沈み放射点が高くなってくる12日深夜から13日明け方にかけての時間帯で、空の条件の良いところで1時間あたり40個ほど、郊外で1時間あたり20個ほど見られると予想される。

月と土星が接近

2016/07/06
8月12日の夕方から深夜、月齢10の月と土星が接近して見える。月と土星の下には火星とアンタレスも並んでいる。

伝統的七夕

2016/07/06
旧暦にもとづいた七夕は「伝統的七夕(旧七夕)」と呼ばれ、今年は8月9日。夏の大三角や天の川を見上げよう。

細い月と木星が接近

2016/07/06
8月6日の夕方、西の低空で月齢4の細い月と木星が接近して見える。

火星とアンタレスが大接近

2016/07/06
8月の宵のころ、南の空に見えているさそり座の1等星アンタレスに火星が接近中だ。最接近は24日。近くには土星も見え3天体が集合している。

火星の衛星は巨大天体衝突で形成可能、シミュレーションで解明

2016/07/06
火星の衛星フォボスとダイモスの起源は捕獲説と巨大天体衝突説が考えられているが、コンピュータ・シミュレーションで巨大天体衝突説が検証され、衛星が作られる過程が解明された。地球の月の起源と同様、火星の衛星も「ジャイアント・インパクト」によって形成可能だという。