AstroArts Topics

ヘッドライン

水星が東方最大離角

2016/03/22
夕方の西の低空に見えている水星が、4月18日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。夕方に見える水星としては高度の点では今年最も好条件だ。

月と木星が接近

2016/03/22
4月18日の夕方から19日の未明にかけて、月齢10の月と木星が接近して見える。

高速惑星形成を示唆する、原始惑星系円盤中の大きな塵の塊

2016/03/22
若い恒星「おうし座HL星」の周囲に広がる原始惑星系円盤を鮮明にとらえた電波観測で、惑星へと成長すると思われる塵の塊が見つかった。短時間で惑星形成が可能であることを示唆する観測結果だ。

リニア彗星が5等台

2016/03/22
3月下旬から4月上旬にリニア彗星(252P)が明け方の南の空に見える。予想を大きく上回る5等級から6等級まで明るくなる可能性があり、要注目だ。

「ステライメージ7」「ステラショット」期間限定で学割販売

2016/03/18
学生や教職員など幅広い教育関係者の個人ユーザーを対象とした「ステライメージ7 アカデミック」「ステラショット アカデミック」の販売を開始しました。5月10日までの期間限定です。

天の川銀河の中心から届く、超高エネルギー宇宙線

2016/03/18
ナミビアのヘス望遠鏡による長年のガンマ線観測により、非常に高エネルギーの宇宙線を生み出している領域が天の川銀河の中心に存在するらしいことが初めて明らかになった。

プラネタリウム番組「あいりんの動く星座絵と冬の星空」をステラナビゲータで見よう

2016/03/16
ウェザーニュースキャスター・山岸愛梨さんの解説とともに冬の星座たちが動くプラネタリウム番組「あいりんの動く星座絵と冬の星空」を、天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ10」でご覧いただけるようになりました。

フロンティア・フィールズ・プロジェクト、銀河団に迫る

2016/03/16
銀河団についての研究を行う「フロンティア・フィールズ・プロジェクト」。X線、可視光線、電波の観測データを組み合わせることで、銀河団の衝突の歴史などを調べることができる。

超大質量ブラックホールの重力を振り切る「超光速噴出流」

2016/03/16
活動銀河M87の中心に存在する超大質量ブラックホールから噴出するジェットの運動を、日韓合同VLBI観測網を用いて高い頻度で観測し、ジェットの速度が見かけ上光速を超える「超光速運動」をブラックホールから噴出後わずか5光年に満たないところで検出することに成功した。

欧・露の探査ミッション「エクソマーズ」が火星に向け出発

2016/03/15
日本時間14日午後、火星探査ミッション「エクソマーズ」の周回探査機と着陸実証機を搭載したプロトンMロケットが打ち上げられ、7か月間に及ぶ2機の火星への旅がスタートした。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

山本さんがへびつかい座に新星を発見

2016/03/15
愛知県の山本稔さんが3月11日、へびつかい座に約11等級の新星を発見した。三重県の中村祐二さんも独立発見している。

3月20日、箱根の星空観察会でステラショットの実演

2016/03/15
3月20日(日)に箱根ビジターセンターで星空観察会が開かれます。天体撮影ソフト「ステラショット」の実演も行いますので、ぜひご来場ください。

宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源をアルマで解明

2016/03/14
アルマ望遠鏡が史上最も暗いミリ波天体の検出に成功し、これらの天体からの赤外線がこれまで謎だった宇宙赤外線背景放射の起源であることを明らかにした。暗いミリ波天体のうち約60%は既知の遠方銀河であったが、残る約40%は正体不明の新しいタイプの天体の可能性がある。

坪井さん、やまねこ座の銀河に超新星を発見

2016/03/14
広島県の坪井正紀さんが3月7日、やまねこ座の銀河に超新星2016bamを発見した。坪井さんの超新星発見は2013年8月以来、通算11個目となる。

ケレス周回1周年を迎えたドーン

2016/03/11
探査機「ドーン」が準惑星「ケレス」を周回し始めてから1年が経った。興味深い地形の存在が明らかになるなど、ドーンによる探査は研究者を驚かせ続けている。

インドネシアからの日食レポートと、衛星からとらえられた日食画像

2016/03/11
3月9日の日食はインドネシア付近では皆既日食となった。アストロアーツ/星ナビ協賛ツアーが催行された各地からのレポートなどを紹介しよう。遠山御幸さんからは、グアム島沖の「ぱしふぃっくびいなす」船上の様子を送っていただいた。なお、次の皆既日食は来年2017年8月22日のアメリカ横断皆既日食で、アストロアーツ/星ナビ編集部では旅行社とともに観測ツアーを企画中だ。気象衛星「ひまわり8号」がとらえた月の影など人工衛星から見た日食画像も紹介。

126億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河

2016/03/09
126億光年彼方の宇宙にある若い銀河の形を詳細に観測し、コンピュータシミュレーションの結果と合わせて調べたところ、1個に見える銀河のいくつかは実際には2個以上の小さな銀河の集まりと考えても説明できることが明らかになった。初期宇宙で小さな銀河が衝突して星を活発に形成し、大きな銀河へと育っていく途上を見ているものと思われる。

最遠方銀河の記録をハッブル宇宙望遠鏡が更新、赤方偏移11.1

2016/03/06
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、134億年前の宇宙に存在するとみられる、史上最も遠い銀河が発見された。誕生からわずか4億年後の宇宙に存在しているこの銀河は、小さいながらも活発な星形成を行っており、驚くほど明るい。

「宇宙の氷」で大マゼラン雲を探る

2016/03/06
超大型望遠鏡「VLT」と赤外線天文衛星「あかり」による観測で、大マゼラン雲中の原始星の周囲に氷の状態の水やメタノールが検出され、大マゼラン雲では天の川銀河と比べてメタノールの氷の存在量が低いことが明らかになった。

アルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに

2016/03/03
アルマ望遠鏡の観測で、原始星を取り巻くガス円盤と、そこに向かってゆっくりと落下するガスを初めて直接見分けることに成功した。原始星周囲の円盤の成長と進化の謎に迫る重要な一歩だ。