AstroArts Topics

ヘッドライン

カロンの大きな山と、冥王星観測85年史

2015/07/17
冥王星最大の衛星カロンの地形を部分的にクローズアップした画像が公開された。通常とは異なる形状の大きな山がとくに目を引いて興味深い。また、1930年の発見から現在までに望遠鏡や探査機がとらえてきた冥王星の「見え方」の違いがわかるアニメーションも公開されている。

太陽風の玉突き事故で起こった大規模磁気嵐

2015/07/17
今年3月17日に発生した大規模な磁気嵐は、太陽から噴き出したコロナ質量放出が地球へ到達するまでに後方から高速太陽風の追い風を受け、さらに前方に渋滞していた低速太陽風が巻き込まれて「玉突き事故」のような状況が起こったことが原因と明らかにされた。

【訃報】南部陽一郎シカゴ大名誉教授 2008年ノーベル物理学賞受賞者

2015/07/17
物理学者で2008年のノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんが、7月5日に永眠されました。

インドネシア皆既日食「星ナビ」協賛ツアー参加者募集開始

2015/07/17
2016年3月9日の「インドネシア~太平洋皆既日食」まで8か月をきった。観測地のインドネシアは日本から比較的行きやすく、手ごろな日食ツアーがあれば出かけてみたいと考えている日食ファンは多いだろう。旅行会社からは日食ツアーコースが発表され募集も始まった。ここではセブンカルチャーネットワークとクラブツーリズムの星ナビ協賛日食ツアーを紹介しよう。

油井さんら搭乗のソユーズ打ち上げが23日に正式決定

2015/07/16
油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船の打ち上げ日時が、日本時間7月23日6時2分に正式決定した。

冥王星のクローズアップ画像公開、3500m級の氷山

2015/07/16
探査機「ニューホライズンズ」による冥王星のクローズアップ画像が公開された。最接近直前に撮影されたもので、3500m級の氷山が明瞭にとらえられている。また、衛星カロンの崖や谷、衛星ヒドラの画像なども公開された。

ニューホライズンズ、史上初の冥王星フライバイを見事達成!

2015/07/15
日本時間7月15日午前10時ごろ、史上初の冥王星フライバイ達成をミッション・チームと全世界へ伝えるべく、誰もが待ちわびていた探査機「ニューホライズンズ」からの信号が無事届いた。フライバイ時の観測データ公開は日本時間16日朝の予定となっている。

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ10」10.0cアップデータ公開 「はやぶさ2」追加

2015/07/15
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ10」の10.0cアップデータを無償公開しました。「はやぶさ2」をはじめとする探査機の追加・更新や、新しい天体望遠鏡への対応の他、さまざまな改善や不具合修正を行っています。

従来より「大きくなった」冥王星

2015/07/14
探査機「ニューホライズンズ」は、いよいよ日本時間の14日20時49分57秒に冥王星に最接近する。時速4万9600kmもの猛スピードで冥王星をフライバイしながら、7つの機器で観測を行う。通信に約4時間半かかるなどの理由により、第一報が届くのは15日午前中の予定である。一方、これまでの観測データから、冥王星の大きさが明らかになった。

彗星着陸機フィラエから再通信

2015/07/14
ドイツ航空宇宙センターは10日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸した探査機「フィラエ」と6月24日以来となる通信に成功し、彗星核の内部構造を探る観測機器からのデータを受信したと発表した。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

ニューホライズンズ、いよいよ明日冥王星に最接近

2015/07/13
冥王星最接近を明日14日の夜9時前(日本時間)に控えた探査機「ニューホライズンズ」からは連日、冥王星や衛星カロンの画像が送り届けられてくる。先週末から今日にかけて公開された画像には、暗明の領域が従来以上に鮮明に写っているほか、複雑な帯状領域、多角形状の模様、クレーターや崖と思われる地形などもとらえられている。

アウトバーストしたはくちょう座V404星に多重のX線リング

2015/07/10
先月15日にアウトバーストがとらえられたブラックホール連星「はくちょう座V404星」を天文衛星「スウィフト」がX線で観測し、射撃の的のように見える多重リングを写し出した。複数の塵の層で反射したX線が見えているものだ。

「あかつき」、金星周回に向け4回目の軌道修正

2015/07/10
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、今年12月7日に金星周回軌道への再投入を目指す探査機「あかつき」について、4回目となる軌道修正を今月17日から3回に分けて実施することを発表した。

冥王星の表面にクジラ、ドーナツ、ハート模様

2015/07/09
探査機ニューホライズンズの冥王星最接近まで残すところあと5日、距離は1000万kmを切った。撮影データから作られた冥王星の地図にはクジラやドーナツのような模様が、また7日に撮影されたばかりの画像にはハートのような明るい模様が見えている。

月と土星が接近

2015/07/08
8月22日の夕方から宵のころ、南西の空で月と土星が接近して見える。

火星とプレセペ星団が大接近

2015/07/08
8月下旬の明け方、東の低空で火星とかに座のプレセペ星団が大接近する。双眼鏡で眺めてみよう。最接近は21日。

伝統的七夕

2015/07/08
旧暦にもとづいた七夕は「伝統的七夕(旧七夕)」と呼ばれ、今年は8月20日。夏の大三角や天の川を見上げよう。

ペルセウス座流星群が極大

2015/07/08
ペルセウス座流星群の活動が8月13日に極大となる。月明かりのない好条件で楽しむことができる。前後数日間、空を広く見渡して流れ星を待ってみよう。

火星由来の隕石にファイアーオパール

2015/07/08
火星由来の「ナクラ隕石」に、小さなファイアーオパールが発見された。オパールは数百万年のスケールで火星の微生物を留め保存でき、火星の環境や生命についての手がかりを与えてくれる可能性がある。

衛星プランクがとらえたリングと巨大ループ

2015/07/08
天文衛星「プランク」の観測データから作られた星図に、マイクロ波でとらえた差し渡し200光年の巨大なリングや全天の3分の1を覆うループ構造が浮かび上がった。