西山さんと椛島さん、さんかく座の銀河M33に新星を独立発見
【2010年11月30日 CBET 2559】
九州の新天体捜索チーム、西山さん椛島さんのコンビが11月28日、さんかく座の銀河M33に新星M33N 2010-11aを独立発見した。
福岡県の西山浩一(にしやまこういち)さんと佐賀県の椛島冨士夫(かばしまふじお)さんは、11月28日(世界時、以下同様)に撮影した画像から、さんかく座の銀河M33内に16.7等で写っている新星を独立発見した。
この新星M33N 2010-11aは、中国のJiangao Ruan氏とXing Gao氏によって11月27日に18.6等で発見されている。両氏の測定によるこの天体の位置は以下のとおり。
赤経 01時33分27.55秒 赤緯 +30度17分28.4 秒 (2000年分点) 新星周辺のDSS画像
この天体は11月26日以前に限界等級約19等で撮影した画像にはとらえられておらず、27日に急激に増光したことがうかがえる。
新星M33N 2010-11aの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。
また、新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」では、新星をわかりやすく×印で表示するための「新星(マークで表示)」ファイルも公開しています。あわせてお楽しみください。