海王星に14個目の新衛星を発見

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【2013年7月17日 SETI

ハッブル宇宙望遠鏡の観測から、海王星に14個目の衛星が見つかった。


海王星の新衛星S/2004 N 1

ハッブルが撮影した海王星系に、新衛星S/2004 N 1がとらえられていた。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute))

海王星系中心付近の主な衛星とその軌道

海王星系中心付近の主な衛星とその軌道。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and A. Feild (STScI))

SETI研究所のMark Showalterさんたちの研究グループが7月1日、海王星に14個目の衛星を発見した。

Showalterさんは海王星の周囲をハッブル宇宙望遠鏡で観測していたところで、移動速度が速いアーク(リングの断片)や衛星のぶれを画像処理で修正したところ、見たことのない白い点が見つかった。ハッブルが2004年から2009年までに撮影した画像150枚を処理してみると、同一の天体が23時間で公転するようすが浮かびあがったという。

S/2004 N 1と符号が付けられたこの新衛星は海王星からはおよそ10.5万km離れている。幅は20kmほどと推定されており、これまで見つかった海王星の衛星では最小となる。

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