AstroArts Topics

ヘッドライン

全球を覆いつくせる火星の氷河の氷

2015/04/09
火星の氷といえば極冠の存在がよく知られているが、南北両半球の中緯度にも帯状に伸びる氷河が存在する。最新の研究で、そこに含まれる水の氷の量は火星全球を1m以上の厚さで覆いつくすほどであることが示された。

100万歳の若い星に複雑な有機物を検出

2015/04/09
455光年彼方に位置する生まれたての星の周囲に、複雑な有機分子であるアセトニトリルが大量に発見された。生命誕生のカギとなる物質が太陽系以外でも普遍的に存在することを示す、重要な成果だ。

水星が東方最大離角

2015/04/09
夕方の西の空に見えている水星が、5月7日に東方最大離角となる。夕方に見える機会としては今年最も高くなる。双眼鏡で探してみよう。

みずがめ座η流星群が極大

2015/04/09
みずがめ座η流星群の活動が5月6日から7日の夜に極大となる。7日明け方が一番の見ごろだが、満月過ぎの月明かりが夜空を照らすため、条件は悪い。

月と土星が大接近

2015/04/09
5月5日から6日にかけて、月齢17の月のすぐ下に土星が大接近して見える。一緒に双眼鏡で眺めたり、それぞれを天体望遠鏡で観察したりしてみよう。

5月末に愛媛で変光星観測者会議

2015/04/09
5月30日(土)と31日(日)、愛媛大学で2015年変光星観測者会議が開催される。

自転の様子もハッキリ アルマがとらえた小惑星ジュノー

2015/04/08
アルマ望遠鏡が小惑星ジュノーを高解像度で観測した。約3億km離れたジュノーの地表で60kmのサイズが見分けられるほどの高い解像度によってジュノーの自転がはっきりとらえられており、表面の性質の場所による違いも明らかになった。

117億光年彼方の銀河が見せるアインシュタインリング

2015/04/08
アルマ望遠鏡が117億光年彼方の銀河を観測し、0.023秒角もの超高解像度でその姿を鮮明に写し出した。手前にある銀河の重力レンズ効果によって生み出された、アインシュタインリングという美しい円形の像がとらえられている。

どうやってできる? 月のクレーターから伸びる光条

2015/04/07
月のクレーターから放射状に伸びる「光条」の不均一なパターンがどのような条件で作られるのか、月探査機「かぐや」の観測データやシミュレーションなどから明らかになった。

4月25日に都内で星空写真講習会を開催

2015/04/07
4月25日(土)に東京・池袋で天文講習会を開催します。月刊『星ナビ』でおなじみのスペシャリストが、星空写真の撮影テクニックや「ステライメージ」を使った天体画像処理についてわかりやすく解説します。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

南北で吹き方が違う太陽風、太陽活動の変化と関連

2015/04/03
名古屋大学太陽地球環境研究所の30年近くにわたる観測から、太陽風の南北半球での吹き方の違いが太陽活動と密接に関連していることがわかった。

星ナビ5月号は「女星写真」と「アルマ望遠鏡」

2015/04/02
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2015年5月号は、4月4日(土)発売です。 女性と星空をモチーフに撮る「女星写真」が、天体写真の新たな可能性を拓きます。南米チリのアタカマ砂漠で宇宙を見つめる電波望遠鏡「ALMA」の開所から2年。最新の成果と天文学者の熱意を紹介しました。

櫻井さんがへびつかい座に新星を発見

2015/04/02
茨城県の櫻井幸夫さんが3月29日、へびつかい座に新星を発見した。

大量に見つかった原始銀河団の候補

2015/04/01
赤外線天文衛星「ハーシェル」と宇宙背景放射観測衛星「プランク」による観測から、私たちが今日目にしている巨大銀河団の前身と言えそうな原始銀河団の候補が200個以上も発見された。

アルマが描き出した大質量星団の複雑な誕生現場

2015/04/01
アルマ望遠鏡による電波観測で、大質量星が生まれつつある領域に生まれたての星が少なくとも2つ潜んでいることが示された。さらに、ガス流が周囲のガス雲を押しのけて広がっていく「砂時計型」の構造が描き出された。このような構造が大質量星の形成領域で、メタノール分子の観測によって見つかったのは初めてのことだ。

夜桜と赤い月 4日夜9時、全国で皆既月食

2015/03/31
4月4日の夜、日本全国で皆既月食が見られる。月が欠けて見えるのは19時過ぎから23時前までで、そのうち皆既食となるのは21時前後の約12分間だけと短い。チャンスを逃さないようにしよう。夜桜との2ショットも楽しめるかも。

JAXAが名称変更 国立研究開発法人に

2015/03/31
独立行政法人制度の改革にともない、4月1日よりJAXAの法人名称が「国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構」に変更される。

銀河団衝突でも、ダークマター同士はすり抜ける

2015/03/30
銀河団同士が衝突してもダークマター同士はあまりぶつからずそのまま進むということが、多数の衝突銀河団の観測からわかった。ダークマターの正体を知る手がかりとなりそうだ。

嶋さんがケフェウス座に超新星を発見

2015/03/30
東京都の嶋邦博さんが3月23日、ケフェウス座の銀河に超新星を15.5等で発見した。嶋さんにとっては3個目の超新星発見となる。

銀河中心ブラックホールが大量の物質を吹き飛ばす

2015/03/27
米大学の研究チームが23.5億光年彼方の銀河をX線天文衛星「すざく」などで観測し、銀河中心の巨大質量ブラックホールからの強い放射圧が、銀河スケールでの大量の物質流出を引き起こす原因であることを初めて示した。