AstroArts Topics

恒星・銀河

巨大赤ちゃん星の周りで塩を発見

2019/02/12
オリオン座大星雲の中にある巨大な若い星の周りの円盤中に、塩化ナトリウムが発見された。若い星の周りで塩が発見されたのは初めてのことだ。

急増光した若い星の周りに見つかった多数の有機分子

2019/02/08
アルマ望遠鏡による観測から、若い星を取り巻く原始惑星系円盤にメタノールやアセトアルデヒドなど多数の有機分子が発見された。

球状星団の背後で偶然見つかった矮小銀河

2019/02/05
ハッブル宇宙望遠鏡が球状星団NGC 6752を撮影した画像から、星団の背景に埋もれていた矮小銀河が偶然発見された。

宇宙膨張が標準理論と不一致?クエーサーの観測から示唆

2019/02/04
遠方宇宙のクエーサーの観測から、初期宇宙の膨張が標準宇宙モデルの予測と食い違っている可能性が示された。標準理論を超える新たな物理を考える必要があるかもしれない。

二重クエーサー像の観測から推定するハッブル定数

2019/01/29
重力レンズ効果によって複数像に見えるクエーサーを利用して、宇宙の膨張率を表すハッブル定数を推定した研究結果が発表された。

星形成活動が劇的に上昇した大小マゼラン雲

2019/01/29
大マゼラン雲と小マゼラン雲の星の組成に関する詳細なマップが作成され、2つの銀河における星形成の歴史が再構築された。両銀河の星形成率は20億年前から急上昇していたようだ。

極超新星は光速ジェットにより引き起こされる

2019/01/24
5億光年彼方で発生したガンマ線バーストのスペクトル解析や理論計算から、ガンマ線バーストを引き起こした極超新星に光速の30%以上もの高速成分が付随することなどが明らかになった。極超新星が光速ジェットにより起こる爆発現象であるという理論を支持する成果である。

謎の大爆発「AT 2018cow」の正体

2019/01/22
2018年6月に2億光年彼方の銀河で発生した大爆発がとらえられた。これまでに観測されたものとはまったく違うため、その正体については論争が続いているが、どうやら宇宙の中でも極めてエネルギーの高い現象が発生する瞬間に遭遇したようだ。

アルマ望遠鏡が明かす銀河内の「星の工場」

2019/01/18
アルマ望遠鏡による高解像度の観測から、これまで実証されていなかった進化の進んだ大きい銀河内部での星形成の謎が解き明かされようとしている。

大質量星形成領域の距離を精密に測定、原始星の存在も確認

2019/01/17
わし座の大質量星形成領域の年周視差の計測から、この領域までの距離が精密に求められた。さらに、アウトフローが検出され、この場所に原始星が存在していることが確認された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

銀河中心のブラックホールに引き裂かれた星からのパルス

2019/01/16
3億光年彼方の銀河の中心で起こった、恒星がブラックホールに破壊される現象のX線観測から、超大質量ブラックホールの自転速度が求められた。

理論予測より多く存在、主星から遠く離れた重い惑星

2019/01/16
中心星から遠い惑星について探査結果と理論モデルを比較した研究から、海王星と土星の中間ほどの質量を持つ重い系外惑星は理論予測の10倍ほど多く存在しているという結果が発表された。

生まれたての原始惑星系円盤でも回転軸は不揃い?

2019/01/10
アルマ望遠鏡による観測で、生まれたばかりの原始惑星系円盤で回転軸の傾きが円盤の内と外でずれているものが初めて見つかった。

超大質量ブラックホールのコロナの磁場を初測定

2018/12/20
アルマ望遠鏡などによる2つの活動銀河の電波観測から、銀河中心にある超大質量ブラックホール周辺のコロナの磁場強度が初めて測定された。磁場強度は従来の理論予測よりもはるかに小さく、こうしたブラックホールコロナの加熱プロセスに再考を迫る結果となっている。

第二の地球の発見確認に期待、多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」

2018/12/19
系外惑星候補天体が本物かどうかを確認するための多色同時撮像カメラ「MuSCAT2」が開発され、スペインの天体望遠鏡に設置された。日本で稼働中の「MuSCAT」などと合わせて、第二の地球候補の発見や確認に大きく貢献すると期待される。

アルマ望遠鏡がシャープにとらえた惑星誕生20の現場

2018/12/13
アルマ望遠鏡による高解像度の観測で、20万歳から1300万歳と非常に若い星を取り巻く塵の原始惑星系円盤が鮮明にとらえられた。

急速に成長中の白色矮星からの超軟X線

2018/12/11
白色矮星の連星系から放射された超軟X線放射が検出された。従来の理論とは異なるメカニズムによるX線放射と考えられており、この白色矮星は観測史上最速で太りつつあるとみられている。

LIGOとVirgoが4件の重力波イベントを新たに検出

2018/12/10
米国と欧州の重力波検出器「LIGO」「Virgo」で、2017年8月までに新たに4件の重力波が検出されたことが発表された。

探査機ケプラー、珍しい超新星爆発の初期段階を観測

2018/12/07
NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が惑星ではなく、遠くの銀河で発生した超新星爆発を観測した。他の同タイプの超新星と異なり、爆発直後から急増光するという変わった性質がとらえられている。

超大質量ブラックホールの周りにあるドーナツ構造の正体

2018/12/06
アルマ望遠鏡での観測とスーパーコンピューターでのシミュレーションにより、活動的な超大質量ブラックホールの周りに存在するドーナツ型の構造の形成過程が解明され、分子ガスと原子ガスの流れで「自然に作られる」ことが示された。