AstroArts Topics

恒星・銀河

史上最も遠い電波銀河を発見

2018/08/13
約128億光年の距離にある電波銀河が発見され、電波銀河の最遠記録が約20年ぶりに更新された。

系外惑星を一度に44個発見

2018/08/10
系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データの分析と地上望遠鏡の追観測から、一度に44個の系外惑星が発見された。

強い磁場を持つ、主なき「浮遊惑星」

2018/08/09
褐色矮星として発見された20光年彼方の天体が、木星の13倍の質量しかない「自由浮遊惑星」である可能性が示された。木星の200倍以上もの強さの磁場を持つこともわかっており、「褐色矮星」と「惑星」の境にある天体で強い磁場が生成されるメカニズムの解明にも期待が集まる。

アウトバーストから生き残ったりゅうこつ座エータ星

2018/08/09
りゅうこつ座エータ星は約170年前に、超新星爆発に匹敵するほどのエネルギーを放出して明るくなった。この突発的な大増光は3つの星による複雑な進化の結果として引き起こされたのかもしれない。

系外惑星の生命は十分な紫外線の下で生まれる

2018/08/08
地球のような岩石惑星で生命が生まれるためには、主星から放射される紫外線が十分に強い必要があるという研究結果が発表された。

星同士の衝突でまきちらされた放射性元素を発見

2018/08/06
アルマ望遠鏡などによる観測から、放射性元素を含む分子が太陽系外で初めて発見された。過去に起こった星同士の衝突によって星の内部から運び出された物質のようだ。

天の川銀河の中心で1000万年前に起こった大爆発

2018/08/02
天文衛星「すざく」などによる観測とシミュレーション研究により、天の川銀河の中心から噴出するガンマ線バブルとX線で見られる巨大ループ構造が、共に1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められた。

銀河中心ブラックホールの近傍で一般相対性理論を検証

2018/08/02
天の川銀河の中心に存在する超大質量ブラックホールのすぐ近くを通過する星の観測データから、重力場中の光の波長が長くなる現象「重力赤方偏移」が検出され、その様子が一般相対性理論の予測通りであることが示された。

天の川銀河の2段階の星形成過程を理論的に解明

2018/07/31
天の川銀河では、約100億年前と約50億年前に始まった異なるメカニズムで、2段階に分けて星が作られたことが理論的に示された。元素組成の異なる2種類の星が銀河内に存在することを説明するものとなる。

アンドロメダ座大銀河に飲み込まれた「第3の銀河」

2018/07/30
シミュレーション研究から、かつてアンドロメダ座大銀河に大型の銀河が衝突し飲み込まれたことが示された。この「M32p銀河」は、アンドロメダ座大銀河や私たちの天の川銀河に次ぐほどの大きさだったという。

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幼い惑星の残骸を貪る若い星

2018/07/25
若い星のX線観測から、星の周囲を取り囲む円盤内の鉄の量が数年間で10倍も増えていることが明らかにされた。円盤内で原始惑星が衝突し、発生した残骸が星に飲み込まれつつある現場を観測しているのかもしれない。

プランクの最終版CMBデータ公開

2018/07/24
天文衛星「プランク」で観測された宇宙マイクロ波背景放射の最終版データが公開された。温度と偏光のデータを新たに処理した成果が盛り込まれている。

40億光年彼方からの超高エネルギーニュートリノ、発生源を同定

2018/07/19
宇宙から飛来した超高エネルギーニュートリノが検出され、その発生源が活動銀河核の一種「ブレーザー」であることが可視光線やガンマ線の観測によって明らかにされた。

11光年彼方の系外惑星はどのくらい地球に似ているか

2018/07/18
地球から11光年彼方の赤色矮星「Ross 128」の化学組成が分光観測で調べられた。その周りを回る系外惑星「Ross 128 b」がどのくらい地球に似ているかを推測するのにも役立つ研究となる。

ガイアで見つかった天の川銀河の大衝突の証拠

2018/07/11
位置天文衛星「ガイア」の恒星データから、約100億年前に天の川銀河と矮小銀河の衝突合体があった証拠が見つかった。天の川銀河で過去に起こった銀河衝突のうち最も大規模なものだと考えられる。

新たな宇宙線源、りゅうこつ座エータ星

2018/07/10
大質量星同士の連星である「りゅうこつ座エータ星」からエネルギーの高いX線が放射されていることが明らかになった。こうした連星系でも陽子や電子が加速され、宇宙線の源となっていることを示す結果だ。

形成中の系外惑星の撮像に成功

2018/07/09
約370光年彼方の若い星「PDS 70」を取り巻く塵の円盤中に、形成中の惑星が初めて撮像された。

第二の地球探しの新観測装置「IRD」がファーストライト

2018/07/06
アストロバイオロジーセンターや国立天文台などの研究チームが開発した、新しい系外惑星の探索装置「IRD」がすばる望遠鏡に搭載され、全機能を活かしたファーストライトに成功した。

超新星1987Aの残骸の磁場を検出

2018/07/05
約30年前に出現した超新星1987Aの残骸から、初めて磁場が直接検出された。超新星残骸の進化の初期段階を理解する手がかりとなる。

CALET、最高4.8TeVの宇宙線電子の計測に成功

2018/07/04
国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に設置されている宇宙線電子望遠鏡「CALET」が、宇宙線電子のスペクトルを世界最高レベルの4.8TeVまで測定することに成功した。高エネルギー宇宙線に含まれる陽電子の起源解明につながると期待される。