AstroArts Topics

ヘッドライン

太陽から2兆kmまで近付く星、グリーゼ710

2017/09/07
位置天文衛星「ガイア」の観測データを基に、30万個以上の星の500万年にわたる動きが調べられた。太陽系の「オールトの雲」にまで近付く天体は、彗星の軌道に影響を及ぼす可能性もある。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生

2017/09/07
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

現代によみがえった600年前の新星

2017/09/06
約600年前に朝鮮で目撃され記録が残されている新星に対応する天体が、最新の研究で明らかにされた。

TRAPPIST-1の外側の惑星に水が存在しうる可能性

2017/09/06
赤色矮星「TRAPPIST-1」を巡る7つの惑星のうち、外側のほうにあるものには相当量の水が存在しうる可能性が、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で示された。

投稿画像ギャラリー:黒点群とISS、日食など50枚

2017/09/06
黒点群、皆既日食、土星など。

遠方銀河に見つかった荒れ狂う大量の低温ガス

2017/09/05
アルマ望遠鏡による観測で、遠方の爆発的星形成銀河の周囲を取り巻く大量の冷たいガスが見つかった。猛烈な勢いの星形成がなぜ長続きするのかという謎を解明する手がかりを与えてくれる発見である。

1時間で15回も検出された高速電波バースト

2017/09/05
繰り返し検出されるものとしては唯一の存在である高速電波バースト源「FRG 121102」で、1時間で15回ものバーストが発生した。

46億光年彼方の銀河の磁場を調査

2017/09/04
重力レンズ効果を利用した観測により、約46億光年彼方の銀河の磁場が調べられた。銀河の進化において磁場が果たす役割を理解するための重要な情報が得られるかもしれない。

投稿画像ギャラリー:小惑星フローレンス、金星とプレセペ星団など72枚

2017/09/04
1日に地球と接近した小惑星フローレンス、金星とプレセペ星団の大接近、黒点、皆既日食、アサシン彗星など。

火星の衛星に火星のマントル物質

2017/09/01
火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」が火星への巨大天体衝突によって形成されうること、両衛星を構成する物質の約半分が火星由来のマントル物質であることが、コンピューターシミュレーションによって示された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

プレアデス星団の星々の変光

2017/09/01
「ハロー測光」という新しい手法によって、これまでで最も詳細にプレアデス星団の星々の変光が観測された。

星ナビ10月号は「アメリカ皆既日食速報」と「カッシーニ グランド・フィナーレ」

2017/09/01
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2017年10月号は、9月5日(火)発売です。9月15日に土星に突入してミッションを終了する探査機カッシーニ。その20年にわたる成果をたどりました。速報では、日本からも大勢のファンが渡米した「アメリカ横断皆既日食」のようすをお伝えします。天体写真の画像処理に挑戦する女子大学生たちの奮闘にも注目です。

2017年9月5日 海王星がみずがめ座で衝

2017/09/01
宵のころ南東の空に見えているみずがめ座に位置する海王星が、9月5日に衝となる。明るさは約8等級で、双眼鏡や小型の天体望遠鏡でも見つけられる。

投稿画像ギャラリー:黒点、月など44枚

2017/09/01
黒点群、月、皆既日食など。

Ia型超新星からのX線を初検出

2017/08/31
Ia型超新星の観測で初めてX線が検出された。超新星爆発の衝撃波が突入しX線を放射する星周物質の密度が高いことが示唆されているが、その起源は謎だ。

「あかつき」、金星に赤道ジェットを発見

2017/08/30
探査機「あかつき」の観測データから、2016年7月に金星の高度50km前後の風の流れが赤道付近に軸をもつジェット状になっていたことが明らかにされた。

金星の大気循環再現システムを開発、「あかつき」データの利活用が可能に

2017/08/30
金星の大気の流れをコンピューターシミュレーションする大循環モデルに、観測データを融合させるシステムが世界で初めて開発された。「あかつき」による観測データの利活用で金星の謎の解明が進むと期待される。

投稿画像ギャラリー:月面X、日食など53枚

2017/08/30
29日の月面X、皆既日食、アサシン彗星(C/2017 O1)など。

幻の「ほうおう座流星群」の構造と母彗星の活動度を解明

2017/08/29
幻の流星群として知られる「ほうおう座流星群」の2014年の観測結果から、流星群のもとになる塵を放出したブランペイン彗星の活動が明らかとなった。彗星や小惑星、流星など太陽系小天体の相互関係や進化を研究する上で重要な手がかりとなる。

表面と大気が詳細に観測されたアンタレス

2017/08/29
ヨーロッパ南天天文台のVLT干渉計で赤色超巨星「アンタレス」が詳細にとらえられた。太陽以外の恒星で大気中の物質の速度分布図が作成されたのは初めてのことだ。