AstroArts Topics

ヘッドライン

2022年10月6日 衛星トリトンによる12等星の食

2022/09/29
10月6日の深夜、海王星の衛星トリトンがみずがめ座の12等星を隠す恒星食が起こる。観測は高難度だが、トリトンの大気に関する情報などが得られるかもしれない貴重な機会だ。

火星探査機の最新成果:堆積岩から有機物、天体衝突による地震検出

2022/09/28
火星探査車「パーサビアランス」が、数十億年前の湖底で作られた堆積岩から有機化合物を検出した。また、火星探査機「インサイト」が小天体の衝突による地震波を記録していたことが発表された。

地球防衛の実験機ダート、小惑星への衝突に成功

2022/09/27
惑星防衛実験探査機「ダート」が、天体の軌道を変化させる目的で小惑星ディモルフォスに衝突した。衝突結果は分析中で、将来地球に向かってくる天体を逸らす技術の確立に使われる。

リュウグウ粒子から炭酸・塩が溶け込んだ水を発見

2022/09/27
小惑星リュウグウの試料から、顕微鏡で観察できる量の液体の水が初めて見つかった。リュウグウの母天体が原始太陽から遠い場所で生まれたことを示す物的証拠だ。

最大で24桁暗くなる、銀河中心ブラックホール周囲の塵による減光

2022/09/26
活動銀河核の明るさ変動を近赤外線で観測したデータから、銀河中心の超大質量ブラックホールを取り巻く塵が、どれだけブラックホール近傍からの光を遮っているかが見積もられた。

ビザンツ帝国の日食記録から地球の自転速度変化をたどる

2022/09/22
ビザンツ帝国で観測された皆既日食の記録を精査することで、これまで手がかりが少なかった4~7世紀における地球の自転速度の変動が、従来より正確に復元された。

2022年10月 シリウスの伴星Bが最遠

2022/09/22
約50年周期でシリウスを公転する伴星Bが、今月シリウスから最も離れる。観察や撮影に挑戦してみよう。

2022年10月の星空ガイド

2022/09/22
主な現象/火星(深夜~明け方)、木星(夕方~未明)、土星(夕方~未明)/シリウスの伴星が最遠/8~9日:月と木星が接近/9日:水星が西方最大離角/22日:オリオン座流星群が極大

CALET、宇宙線陽子スペクトルの高精度観測で軟化を検出

2022/09/21
宇宙線のエネルギースペクトルには理論からずれる「スペクトル硬化」がこれまで観測されているが、国際宇宙ステーションの宇宙線電子望遠鏡「CALET」がそれとは逆にずれる「軟化」を検出した。

太陽磁場の反転現象「スイッチバック」の謎を解明

2022/09/20
探査機「ソーラーオービター」が太陽に最接近した際の観測から、50年近く前から知られている太陽磁場の反転現象「スイッチバック」の発生メカニズムが明らかになった。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

こだわり天文書評『緯度を測った男たち』『小さな星の本』など12冊

連載・読み物
2022/09/20
金井三男さんによる『緯度を測った男たち』『よくわかる宇宙ビジネス』など3冊のレビューと、星ナビ2022年9月号「ほんナビ」の『小さな星の本』『まんがで読む星のギリシア神話』など5シリーズ9冊のレビューを公開。

星形成の運命を決めた天の川銀河の棒構造

2022/09/16
天の川銀河に棒状構造ができることで、星形成が進む領域と止まる領域が生じることがシミュレーションで明らかになった。天の川銀河の歴史を解明する新たな成果だ。

木星で今世紀最大の巨大閃光現象を観測

2022/09/16
2021年10月に小型観測システム「PONCOTS」で観測された木星の巨大閃光現象の解析から、この現象が過去約30年間に太陽系内で観測された火球の中で最大規模のものであったことが判明した。

すばる望遠鏡「星空ライブカメラ」本格運用スタート

2022/09/16
すばる望遠鏡の「星空ライブカメラ」の本格運用が開始された。「流星クラスター」や「さいだん座『新』流星群」などの現象も観測されており、流星研究や市民天文学での活用も期待される。

松本市教育文化センターのプラネタリウムで「星空プログラミング」

2022/09/16
アストロアーツのデジタル式プラネタリウム「ステラドームプロ」「ステラドームスクール」が導入されている松本市教育文化センター。8月に小学生から高校生がプラネタリウム番組を自作しドームで発表会を行う「星空プログラミング」講座が開催された。

2022年9月27日 木星がうお座で衝

2022/09/16
9月27日、木星がうお座で衝(太陽‐地球‐木星がまっすぐに並ぶ位置関係)となる。

星団の星形成を引き起こす若い星たちの渦巻き運動

2022/09/15
小マゼラン雲の散開星団で、星団の中心に向かって星やガスが渦を巻くように運動している様子が明らかになった。この流れが活発な星形成を引き起こしているようだ。

秋の星空の下へ繰り出そう!9月~10月の星まつり情報

2022/09/15
9月末~10月にかけて2つの星まつり「星をもとめて(京都)」と「星宴(熊本)」が実施される。

ミラ型変光星さんかく座Rが見ごろ

2022/09/15
脈動変光星で明るいミラ型変光星として有名な、さんかく座Rが極大を迎えようとしている。見やすい時期に極大となり、好条件で観測できる。

左手型アミノ酸の偏りを生む宇宙の光

2022/09/14
生命の材料となるアミノ酸がなぜか「左手型」分子ばかりである理由が、宇宙空間の円偏光の働きによるものだと示唆する新たな研究結果が得られた。