AstroArts Topics

ヘッドライン

月はほんの数時間で作られたかもしれない

2022/10/11
地球に別の原始惑星が衝突して月が生まれたという仮説を、過去最高の解像度のシミュレーションで検証したところ、従来の予想よりはるかに速く、数時間で月が形成されるという結果が得られた。

秋の食変光星、アルゴルとカシオペヤ座RZが見ごろ

2022/10/11
食変光星の代表ともいうべきペルセウス座のアルゴルが宵空で見やすい季節になってきた。3日弱で周期的に暗くなる様子を観察してみよう。カシオペヤ座RZも見ごろだ。

巨大ブラックホールのフレアが電波ジェットを作り出す

2022/10/07
活動銀河核に見られる電波ジェットが作られる仕組みを説明する新モデルが提唱された。太陽フレアと同じ現象が巨大ブラックホールでも起こり、ジェットの源になるという。

若田さんISSに到着、5度目の宇宙飛行

2022/10/07
若田光一さんたち4名を乗せた宇宙船「クルードラゴン」が10月6日に打ち上げられ、7日朝に国際宇宙ステーションに到着した。若田さんたちは約半年間ISSに滞在する予定だ。

【特集】 皆既月食×天王星食(2022年11月8日)

2022/10/07
11月8日の宵に皆既月食が起こります。時間帯や月の高度、継続時間などが好条件で見やすい月食です。さらに、月食中に月が天王星を隠す天王星食も起こります。月食中の惑星食という、非常に珍しい現象です。観察や撮影の計画を立て入念に準備をして、万全の態勢で「皆既月食×天王星食」を楽しみましょう!

海を持つ惑星は赤色矮星の周りに意外と多く存在する可能性

2022/10/06
原始惑星系円盤から水素を取り込む過程を考慮すれば、太陽より低温の赤色矮星の周りには海を持つ惑星が従来の予想よりも多く存在することがシミュレーションによって明らかにされた。

探査機ジュノー、エウロパに接近飛行

2022/10/06
NASAの木星探査機「ジュノー」が衛星エウロパをフライバイし、氷で覆われた表面を撮影した。

宇宙の第一世代の恒星が残した痕跡、発見か

2022/10/05
131億光年の彼方に位置するクエーサーの元素を調べたところ、太陽の300倍近い質量を持つ宇宙第一世代の星が超新星爆発で作り出したと推定されるような特徴が見られた。

大小マゼラン雲を包み、星の材料を守るシールドを発見

2022/10/04
天の川銀河の衛星銀河である大小マゼラン雲の周りに、銀河コロナと呼ばれる高温ガスが見つかった。この構造が星の材料の流出を防ぐおかげで、大小マゼラン雲では今も星形成が続いているようだ。

観測と合うだけでは不十分、活動銀河核のモデル

2022/10/03
NGC 5548の活動銀河核が発するX線の変化は、従来は複雑なモデルで説明されていたが、パラメーターの間に不自然な相関があった。これを解消するシンプルなモデルが提唱されている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

変光星いて座RYが急激に減光中

2022/10/03
かんむり座R型変光星のなかでも明るく観測しやすい星である、いて座RYが9月中旬ごろから急速な減光を始めている。

天の川銀河中心で光速の30%で回るガス塊

2022/09/30
天の川銀河中心の超大質量ブラックホール「いて座A*」の周りを光速の30%という猛スピードで回るガスの塊があり、それがX線などで観測されるフレアの発生源となっていることがわかった。

星ナビ11月号は「皆既月食×天王星食」と「天文系VTuber大集合」

2022/09/30
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2022年11月号は10月5日(水)発売です。今年一番の天文現象「皆既月食×天王星食」の観測・撮影ポイントを大特集。星空や宇宙の魅力を伝える「天文系VTuber」の活動も紹介します。

2022年10月上旬 パラスとシリウスが大接近

2022/09/30
10月上旬から中旬ごろ、未明から明け方に小惑星パラスとシリウスが大接近する。最接近は10月10日ごろ。

2022年10月9日 10月りゅう座流星群が極大

2022/09/30
10月9日、10月りゅう座流星群の活動が極大となる。活動は小規模で月明かりもあるため、数は少ない。

2022年10月9日 水星が西方最大離角

2022/09/30
10月9日、明け方の東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角となる。

2022年10月8日 月と木星が接近

2022/09/30
10月8日の宵から9日の未明、月と木星が接近する。

JWST、海王星の環や衛星を撮影

2022/09/29
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した海王星の画像が公開された。細い環や小さい衛星がはっきりととらえられている。火星の画像も公開されている。

2022年10月6日 衛星トリトンによる12等星の食

2022/09/29
10月6日の深夜、海王星の衛星トリトンがみずがめ座の12等星を隠す恒星食が起こる。観測は高難度だが、トリトンの大気に関する情報などが得られるかもしれない貴重な機会だ。

火星探査機の最新成果:堆積岩から有機物、天体衝突による地震検出

2022/09/28
火星探査車「パーサビアランス」が、数十億年前の湖底で作られた堆積岩から有機化合物を検出した。また、火星探査機「インサイト」が小天体の衝突による地震波を記録していたことが発表された。