AstroArts Topics

太陽系

「金星にリン化水素のシグナル」は、二酸化硫黄の見間違い

2021/02/03
金星の雲からリン化水素(ホスフィン)を検出したという昨年の発表は、より高い高度に存在する二酸化硫黄で生じた吸収を見間違えていた可能性が高いことが示された。

オシリス・レックス、5月にベンヌを出発

2021/02/03
NASAの探査機オシリス・レックスが5月10日に小惑星ベンヌを出発すると発表された。2023年9月24日に地球へサンプルを届ける見込みだ。

隕石から新鉱物「ポワリエライト」を発見

2021/02/01
複数の隕石に、かんらん石の化学組成を持つ高圧相の新鉱物が発見され、「ポワリエライト」として認定された。

太陽系の内惑星と外惑星は世代が違った

2021/01/27
太陽系形成に関する数値実験から、太陽系内の惑星が2つの異なるタイミングで形成されたとする新しい理論が提唱された。

太陽系で最古の水の証拠、隕石から検出

2021/01/26
2019年にドイツ北部に落下したフレンスブルク隕石に、現在知られている中で最古の炭酸塩が含まれていることがわかった。太陽系の歴史の初期に液体の水があった証拠だ。

オーロラ粒子の加速は高度3万km以上から始まっていた

2021/01/25
ジオスペース探査衛星「あらせ」などの観測から、オーロラ粒子の加速領域が、約3万km以上の超高高度にまで広がっていることが初めてわかった。

火星探査機インサイト、掘削を断念

2021/01/21
火星表面に着陸して約2年調査を続けている探査機インサイトは、プローブで地下数mまで掘り進める計画だったが、土壌の特性が予想外だったため掘削作業を断念することになった。

リュウグウは生まれながらにして乾いていたか

2021/01/07
小惑星リュウグウは表面も地下も同じくらい水分が乏しいことが、探査機「はやぶさ2」の観測から明らかにされた。リュウグウの母天体も乾燥していたことが示唆される。

「はやぶさ2」カプセルの残る2室も開封、1cm大の粒子を確認

2020/12/28
「はやぶさ2」カプセルのサンプル容器の開封作業が行われ、第2回着陸時のサンプルを納めた「C室」にも直径1cmに達する黒い粒子が多数入っていることが確認された。

氷天体の環境を左右するガスハイドレートの形成

2020/12/28
低温の水が通常の氷ではなくガスハイドレートという結晶状態になる条件が理論的に解明された。土星の衛星タイタンや冥王星の環境を考察する上で役立ちそうだ。

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エウロパの地下海に熱水活動の証拠

2020/12/24
木星の衛星エウロパには、火山のある衛星イオから届くはずの硫酸が見られないが、エウロパの地下海に熱水活動があれば硫酸が除去できることが実験で示された。これは生命に適した環境でもある。

すばる望遠鏡、「はやぶさ2」の次の目標天体を撮影

2020/12/23
すばる望遠鏡が小惑星「1998 KY26」をとらえた。この小惑星は12月6日に地球にサンプルを届けた探査機「はやぶさ2」が拡張ミッションで2031年到着を目指す天体だ。

嫦娥5号、月のサンプルを携え帰還

2020/12/21
12月17日、中国の探査機「嫦娥5号」が月の岩石や砂などのサンプル約2㎏を地球に持ち帰った。サンプルは無事に回収され、分析に向けた準備が始まっている。

大成功!「はやぶさ2」によるリュウグウのサンプルリターン

2020/12/15
「はやぶさ2」のカプセル内に、目視できるサイズの粒子を含むリュウグウからの試料が目標量以上に採取されていて、リュウグウに由来するガスも封入されていたことが確認された。

「はやぶさ2」のカプセルからリュウグウ由来のサンプルを確認

2020/12/14
12月6日に豪州に着陸した探査機「はやぶさ2」のカプセルに、小惑星リュウグウに由来するサンプルが収められていることが確認された。

太陽系形成より古い有機分子を炭素質隕石から検出

2020/12/14
46億年前に太陽系が形成される以前に星間分子雲で作られたと思われる分子「ヘキサメチレンテトラミン」が初めて隕石から検出された。

「はやぶさ2」のカプセル、JAXAに到着

2020/12/11
12月6日に豪州に着陸した小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルは、8日にJAXA宇宙科学研究所へ到着した。今後、開封と分析に向けた準備が始まる。

「ただいま!」「はやぶさ2」カプセルが地球に帰還

2020/12/07
小惑星リュウグウの試料を収めた探査機「はやぶさ2」のカプセルが豪州に着地、無事に回収された。「はやぶさ2」を地球から離脱させる運用も完了した。

嫦娥5号、月面着陸とサンプル採取に成功

2020/12/04
月探査機「嫦娥5号」は12月1日に月面への軟着陸に成功し、翌2日にドリルとロボットアームによるサンプル採取を実施した。

近赤外線太陽全面像で見たインターネットワーク磁場

2020/12/02
国立天文台の太陽フレア望遠鏡による偏光観測データの分析から、太陽表面の超粒状斑の内部に存在するインターネットワーク磁場の特徴が明らかにされた。