AstroArts Topics

太陽系

風より速く金星を駆け巡る雲の波

2020/08/12
探査機「あかつき」が金星の高度50km付近の雲の中に、波の一種である「雲の不連続面」を見つけた。この波は風より速く、少なくとも数十年前から存在していたようだ。

太陽フレアを予測する画期的な計算方法

2020/08/06
地球に大きな影響を与える可能性がある巨大太陽フレア爆発を発生前に精度よく予測できる物理モデルが開発された。

ガニメデに太陽系最大規模の衝突クレーター

2020/08/03
木星の衛星ガニメデに、ほぼ衛星全体におよぶ巨大な多重リングクレーターが存在することが、画像解析から明らかになった。

NASAの火星探査車「パーサビアランス」、打ち上げ成功

2020/07/31
日本時間7月30日夜、NASAの火星探査車「パーサビアランス」が米・フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。

8億年前、月と地球を襲った小惑星シャワー

2020/07/30
月面のクレーターの年代調査から、8億年前に月に小天体が相次いで衝突していたことがわかった。このとき地球にも天体が降り注ぎ、環境に影響を及ぼした可能性がある。

金星の火山は今も活動中

2020/07/29
金星の火山性地形のうち少なくとも37個に、ごく最近活動した形跡があることがシミュレーションから判明した。金星内部では今もマグマが動いているようだ。

「はやぶさ2」、拡張ミッションで小型高速自転小惑星へ

2020/07/28
JAXAは、探査機「はやぶさ2」が今年12月6日に小惑星リュウグウのサンプルを地球に届けた後に行う「拡張ミッション」の詳細と対象天体の候補を発表した。

中国の火星探査機「天問1号」、打ち上げ成功

2020/07/27
7月23日、中国の火星探査機「天問1号」が打ち上げられた。来年2月ごろに火星到着の予定だ。

太陽探査機ソーラーオービター、最初の成果を公開

2020/07/21
今年6月に初めて太陽に最接近した探査機「ソーラーオービター」 が、観測史上最も太陽に近いところから撮影した画像などが公開された。

H-IIAロケット打ち上げ成功、火星探査機HOPE搭載

2020/07/20
7月20日の朝、アラブ首長国連邦の火星探査機「HOPE」を搭載したH-IIAロケット42号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

7月2日の火球に伴う隕石を千葉県で発見

2020/07/16
国内で53番目となる隕石が千葉県習志野市内で発見された。7月2日未明に出現した火球に伴う隕石とみられている。

リュウグウは炭素が多く黒い小惑星

2020/07/15
探査機「はやぶさ2」による観測から、小惑星リュウグウの反射率は低く、炭素を多く含むと考えられることがわかった。

「はやぶさ2」地球帰還は12月6日

2020/07/14
小惑星探査機「はやぶさ2」の地球帰還予定日が12月6日と発表された。

「はやぶさ2」の位置を精度よく推定する新手法

2020/07/14
小惑星リュウグウの地形を解析する上で、観測時の探査機「はやぶさ2」の位置が正確にわからなければいけない。これを従来より精密に推定する手法が開発された。

月の表裏の違いは自己増幅した

2020/07/10
月の「海」はほぼ、地球を向いた月の表側にしか存在していない。岩石中の成分が火山活動の活発さに関わり、月の表裏の違いを増幅させたことが実験で明らかにされた。

リュウグウは一様にスカスカでデコボコ

2020/07/03
「はやぶさ2」によるリュウグウ表面の温度データとモデル計算から、リュウグウの岩石は全球的にきわめてスカスカで凹凸が激しいことが裏付けられた。

リュウグウの6割は有機物かもしれない

2020/06/25
「はやぶさ2」が得たリュウグウの観測データに基づく計算から、リュウグウは60%以上が有機物で構成されているという結果が得られた。元は彗星の核だった可能性もある。

火星の風が引き起こす微弱な振動

2020/06/22
NASAの火星探査機「インサイト」の地震計に記録された微弱な振動の解析から、火星の微動の発生メカニズムが初めて明らかになった。

ソーラーオービター、太陽に初接近

2020/06/19
ヨーロッパ宇宙機関の太陽探査機「ソーラーオービター」が6月15日に初めて太陽へ接近し、表面まで7700万kmの距離に到達した。

冥王星の大気崩壊が急速に進行

2020/06/18
2019年7月に起こった冥王星による恒星の掩蔽を観測したデータの解析から、掩蔽観測時の冥王星の大気圧が2016年と比べて約20%低下したことが明らかになった。