AstroArts Topics

太陽系

オシリス・レックスの着陸候補地点を4か所選定

2019/08/14
探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」に着陸して試料採取を行う候補地点が4か所選ばれた。採取は来年後半に行われる予定だ。

月と水星の浅いクレーターには厚い氷があるかもしれない

2019/08/13
月と水星のクレーターの観測データを新たに解析した結果、この2つの天体の極域に大量の氷が存在する可能性が示された。

月の形成時期は従来説よりも1億年古い

2019/08/05
アポロ計画で採取された月のサンプルの組成分析から、月の形成時期が45億1000万年前であることが示された。従来説よりも1億年古い時期となる。

地球大気の流出量は磁気嵐のタイプによって異なる

2019/07/30
磁気嵐の発生時に地球の極域から宇宙空間へと大気が流出する現象について、コロナ質量放出に由来するタイプの磁気嵐の時に流量が特に多くなることがレーダー観測から明らかになった。

「はやぶさ2」第2回着陸地点は「うちでのこづち」

2019/07/29
「はやぶさ2」の第2回タッチダウンで撮影された新たな画像や動画が公開された。また着陸地点のニックネームは「うちでのこづち」と決まった。

インドの月探査機「チャンドラヤーン2号」、打ち上げ成功

2019/07/23
インド宇宙研究機関は7月22日、月探査機「チャンドラヤーン2号」を打ち上げた。着陸予定は9月上旬だ。

リュウグウのようなC型小惑星の破片は壊れやすい

2019/07/22
「はやぶさ2」の小型着陸機「MASCOT」により、リュウグウの表面は小さい物質ではなく多孔質のもろい大きな岩で覆われていることが確かめられた。リュウグウのようなC型小惑星に由来する隕石の数が少ないのは、その壊れやすさが理由のようだ。

天王星や海王星内部の磁場の起源は「金属の水」

2019/07/17
水を主成分とする試料をレーザーで圧縮する実験で、水が光を強く反射する金属状態になることが確かめられた。天王星や海王星内部の磁場の源が「金属の水」に流れる電流であることを示す結果である。

「100点満点で1000点」、「はやぶさ2」第2回着陸に成功

2019/07/12
日本時間11日午前、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの2回目のタッチダウンに成功した。表面のサンプル採取にも成功したとみられる。

岩石天体衝突で発生する揮発性ガスの新分析法を開発

2019/07/11
岩石天体同士が高速で衝突した際に起こると予測されてきた「衝突脱ガス」現象について、新たな化学分析法が開発され、火星で実際に同現象が起こり得ることが実証された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

「はやぶさ2」2回目のタッチダウンに向け降下中

2019/07/10
小惑星探査機「はやぶさ2」は小惑星リュウグウへの2回目のタッチダウンへ向けて運用が進められている。着陸は最速で明日11日の午前10時過ぎになる予定だ。

小惑星帯の天体の一部は、木星より遠くで作られ移動してきた

2019/07/09
小惑星帯に存在する小惑星の一部は、まず木星軌道の外側の低温領域で形成された後に現在の軌道へ移動してきた可能性が高いことが、小惑星由来の隕石に含まれる炭酸塩鉱物の分析から明らかにされた。

タイタンをドローンで探査する新ミッション「ドラゴンフライ」

2019/07/05
NASAは2026年打ち上げ予定の新たな探査ミッション「ドラゴンフライ」を発表した。ドローン型の着陸機で土星の衛星「タイタン」を探査し、有機物の探索などが行われる。

大きな粒子でできている天王星の細い環

2019/07/04
アルマ望遠鏡とVLTを用いた観測から、天王星の環の詳しい性質が明らかになった。最も幅が広いε環はゴルフボールより大きい粒子で構成されており、どのようにして環が作られたのか、興味をかきたてられる観測結果となっている。

太陽系外縁天体の衛星は巨大天体衝突で形成された可能性

2019/07/02
冥王星など太陽系外縁天体の大きな衛星は、巨大天体衝突によって太陽系初期に形成された可能性が高いことが、数値シミュレーションによる研究で示された。

キュリオシティが火星で過去最高濃度のメタンを検出

2019/07/01
火星探査ローバー「キュリオシティ」によって、これまでで最も高い濃度のメタンが火星大気から検出された。しかし数日後には平常時のレベルにまで下がったという。

石灰質堆積物が明かす過去の太陽活動

2019/06/27
石灰質の堆積物を分析することによって過去の太陽活動や宇宙線変動の情報を探る、世界で初めての手法が確立された。

「はやぶさ2」第2回着陸を7月11日に決行

2019/06/26
「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの第2回タッチダウンが7月11日に行われることが決まった。場所は人工クレーターの北北西20mの地点だ。

ベスタの分厚い地殻を形成した巨大衝突

2019/06/20
小惑星「ベスタ」を起源とする隕石の年代測定から、ベスタが約45億年前に巨大衝突を経験したことが示され、ベスタの南半球の異常に分厚い地殻がどのように形成されたのかという謎が解明された。

エウロパの表面に食塩があった

2019/06/18
木星の衛星エウロパの表面に見られる黄色い模様は、海水の塩分の主成分で食塩としても利用されている塩化ナトリウムであることが明らかになった。