AstroArts Topics

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【特集】木星とガリレオ衛星(2022~2023年)

2022/06/28
2022年の木星は9月ごろから観察シーズンを迎え、2023年2月ごろまで見やすい状態です。マイナス2.7等級前後ととても明るいのでよく目立ち、街中でも簡単に見つけられます。双眼鏡や天体望遠鏡で、4つのガリレオ衛星の動きや木星表面の縞模様なども観察してみましょう。

天体数7.7億、すばる望遠鏡HSCアーカイブ追加公開

2022/06/27
すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」のアーカイブに2年分の処理済みデータが追加された。合計で全天の約8%、7.7億天体の情報をカバーする。

巨大な赤ちゃん星を囲む円盤にかき乱された跡

2022/06/24
天の川銀河中心領域で、太陽の32倍もの質量を持つ星を形成中の現場が見つかった。巨大な赤ちゃん星には軽い星同様の降着円盤があり、過去に別の天体が接近通過した痕跡もあった。

2022年7月上旬 金星とアルデバランが接近

2022/06/24
6月下旬から7月上旬ごろ、明け方の東北東の低空で、金星とアルデバランが接近する。最接近は7月2日ごろ。

2022年7月の星空ガイド

2022/06/24
主な現象/金星(明け方)、火星・木星(未明~明け方)、土星(深夜~明け方)/上旬:7惑星が夜明け空に勢ぞろい/8日ごろ:くじら座ミラが極大/10日:さそり座ジュバの食/13~14日:スーパームーン/21~22日:火星食・月と火星が大接近/27日:細い月と金星が接近

6月29日にステライメージの無料オンライン実習を開催

2022/06/23
アストロアーツは6月29日(水)に、オンライン実習「これならわかる ステライメージによる天体画像処理」を開催します。まだソフトをお持ちでない方も無料体験版で参加していただけます。

軟ガンマ線の画像化技術を確立、銀河中心やかに星雲を気球観測

2022/06/21
電磁波の中で軟ガンマ線は唯一、画像化手法が存在せず観測が遅れていたが、普通のカメラのように光子が来た方向をとらえることができる装置が開発され、これを用いた気球での観測実験に成功した。

太陽に接近する彗星の崩壊への道のり

2022/06/20
太陽のごく近くを通る彗星を、接近の直前と直後に観測することに地上の望遠鏡群が初めて成功した。太陽への最接近後に核が崩れ長い尾を引く様子などがとらえられている。

こだわり天文書評『江戸の宇宙論』『ファーストスター』など8冊

連載・読み物
2022/06/20
金井三男さんによる『ブラックホール』『江戸の宇宙論』など3冊のレビューと、星ナビ2022年6月号「ほんナビ」の『ファーストスター』『爆発する宇宙』など5冊のレビューを公開。

天の川銀河の大規模調査、ガイア第3期データの完全版公開

2022/06/17
天文衛星「ガイア」の第3期データの完全版が公開された。18億個の天体の位置情報を含む初期リリースを補完し、スペクトル情報に基づく天体の動きや組成などが含まれている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2022年6月26日 細い月と金星が並ぶ

2022/06/17
6月26日の未明から明け方、東北東の低空で細い月と金星が並ぶ。プレアデス星団も近い。

2022年6月下旬 金星とプレアデス星団が並ぶ

2022/06/17
6月下旬ごろ、未明から明け方の東北東の低空で、金星とプレアデス星団が並ぶ。最接近は6月24日ごろ。

2022年6月下旬 明け方の空に全惑星が見える

2022/06/17
6月中旬から7月上旬にかけて、明け方の空で、水星から海王星まで全惑星を見ることができる。

リュウグウ試料からアミノ酸などを検出

2022/06/16
「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料の分析で、23種類のアミノ酸や多数の有機物が検出された。試料の性質はCIコンドライトという隕石にきわめて似ている。

2022年6月23日 月と火星が大接近

2022/06/16
6月23日の未明から明け方、東から東南東の空で月と火星が大接近する。

伴星を持たない単独ブラックホール候補天体、初発見

2022/06/15
2011年、手前を通過した天体の重力によって奥の星が270日間も増光する重力マイクロレンズ現象が起こった。通過したのは、観測史上初となる単独の恒星質量ブラックホールかもしれない。

2022年6月22日 月と木星が接近

2022/06/15
6月22日の未明から明け方、東南東から南東の空で月と木星が接近する。

超新星爆発せずに生まれたミリ秒パルサー、過剰ガンマ線の起源か

2022/06/14
天の川銀河の中心から検出されている過剰なガンマ線の放出源として、超新星爆発を経ずに誕生したことで銀河中心部にとどまったミリ秒パルサーが新たに提唱された。

星団から弾かれた星が星雲を広げる

2022/06/13
オリオン座大星雲内の星団に属する個々の星の運動がシミュレーションで正確に再現され、星団から弾き出された大質量星によって分子雲に穴が開いて、星団を中心としない電離領域が形成された可能性が示された。

あの天体は今:110億年前の銀河たちから始めるシミュレーション

2022/06/09
110億年前の宇宙で観測されている巨大原始銀河団の一生を再現し、現在ではどのような姿になっているかを調べるシミュレーションが実施された。