AstroArts Topics

ヘッドライン

土星のA環を整える7つの衛星のチームワーク

2017/10/20
土星のA環が拡がらないのは衛星「ヤヌス」のおかげだと考えられてきたが、探査機「カッシーニ」の観測データから、7つの衛星によるチームワークによるものであると結論付けられた。

【レポート】「重力波天体が放つ光を初観測」記者会見

2017/10/20
10月17日に東京大学で開催された記者会見「重力波天体が放つ光を初観測〜日本の望遠鏡群が捉えた重元素誕生の現場〜」の様子を、星ナビ連載「天文台マダムがゆく」著者の梅本真由美さんがレポート。

こだわり天文書評『重力波で見える宇宙のはじまり』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』など9冊

連載・読み物
2017/10/20
金井三男さんによる『マルチバース宇宙論入門』『重力波で見える宇宙のはじまり』など5冊のレビューと、星ナビ2017年10月号「ほんナビ」の『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』『銀河宇宙観測の最前線』など4冊のレビューを公開。

タイタンで起こる激しい嵐と、雲中の有毒なハイブリッド氷

2017/10/19
土星最大の衛星「タイタン」上の嵐が非常に激しいものであることがわかった。嵐の発生頻度はタイタンにおける1年あたり1回以下だが、それでも従来の予想をはるかに上回っている。また、タイタンの南極上空にある薄い雲の中に有毒なハイブリッド氷が存在することもわかった。

ステラショット1.5dアップデータ公開 ディザリング撮影に対応

2017/10/19
天体撮影ソフトウェア「ステラショット」をアップデートする「1.5dアップデータ」を公開しました。ノイズを低減するディザリング撮影の機能を追加し、メモリカード保存とニコン2機種のカメラにも対応しています。

月の地下に巨大な空洞、「かぐや」データなどで明らかに

2017/10/18
月探査機「かぐや」の観測データなどの解析から、月の火山地域の地下に複数の空洞の存在が確認された。そのうち一つは「かぐや」が発見した縦孔から数十kmも延びる巨大なものだ。

岩石惑星を飲み込んだ恒星クロノス

2017/10/18
地球から約350光年の距離に位置する連星の観測により、一方の星が地球質量15個分の岩石惑星を飲み込んだ痕跡が示された。

連星中性子星の合体からの重力波を初検出、電磁波で重力波源を初観測

2017/10/17
8月17日、連星中性子星の合体によって発せられた重力波が初めて検出された。直後から世界中の望遠鏡や天文衛星で観測が行われ、初めて重力波源が電磁波でもとらえられた。理論的に予測されていた、中性子星合体に伴う電磁波放射現象「キロノバ」の発生も初めて確認されている。

準惑星ハウメアに環

2017/10/17
準惑星ハウメアが星を隠す現象の観測から、ハウメアの周囲に環があることが明らかになった。太陽系外縁天体としては初めてのことだ。また、ハウメアの大きさが従来の推定よりかなり大きいことなどもわかった。

2017年10月24日 月と土星が接近

2017/10/17
10月24日の夕方から宵、月齢5の月と土星が接近して見える。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

投稿画像ギャラリー:アンドロメダ座大銀河など47枚

2017/10/17
月、変光星はくちょう座χ、アンドロメダ座大銀河など。

火星に生命のゆりかごの手がかり

2017/10/16
火星探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」の観測データから、約37億年前の火星に熱水環境が存在していた可能性が示唆された。地球における生命誕生の有力候補となっているものと同様の時期と環境だ。

さそり座に新星が出現

2017/10/16
10月14日、さそり座に14等級の新星が出現した。

2017年10月20日 天王星がうお座で衝

2017/10/16
宵のころ南東の空に見えているうお座に位置する天王星が、10月20日に衝となる。明るさは約6等級で、双眼鏡や小型の天体望遠鏡で見つけられる。

太陽で発生する微小な「ナノフレア」

2017/10/13
太陽X線観測ロケット「FOXSI」による超高感度観測などにより、一見太陽フレアが起こっていないように見える領域で微小な「ナノフレア」が発生していることが明らかになった。コロナ加熱問題の理解につながる発見である。

「トモエゴゼン」が撮影、地球近傍小惑星2012 TC4

2017/10/13
10月12日に小惑星「2012 TC4」が地球に約5万kmまで接近した。木曽観測所の超広視野高速カメラ「トモエゴゼン」が、この小惑星の軌道決定などを目的として観測を行い、その動画が公開されている。

京都・花山天文台を宇宙のテーマパークに

連載・読み物
2017/10/13
天文研究者とアマチュア天文家を育ててきた京都市の花山天文台の運営維持費を、講演会やクラウドファンディングで支えるプロジェクトが進行中だ。

2017年10月21日 オリオン座流星群が極大

2017/10/13
10月21日、オリオン座流星群の活動が極大となる。21日深夜から22日明け方が一番の見ごろで、1時間あたり15個程度の出現予想だ。

Ia型超新星のヘリウム核融合反応説を支持する初の観測的証拠

2017/10/12
すばる望遠鏡で観測された爆発直後のIa型超新星のデータ解析から、これまで提案されていた爆発メカニズムの一つによって超新星のふるまいを説明できることが確かめられた。ヘリウム核融合反応説を支持する、初の確固たる観測的証拠である。

隕石の分析で火星の火山の噴火回数や成長速度を解明

2017/10/12
火星由来の隕石「ナクライト」の分析から、火星の火山が9000万年間に起こした噴火の回数や、火山の成長速度などが明らかになった。