「こうのとり」5号機打ち上げ成功

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8月19日(水)20時50分、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ補給機「こうのとり」5号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。

【2015年8月19日 JAXA

8月19日(水)20時50分49秒、国際宇宙ステーション(ISS)補給機「こうのとり」5号機(HTV5)が鹿児島県の種子島宇宙センターからH-IIBロケット5号機で打ち上げられた。「こうのとり」5号機は約15分後にロケットから分離され、打ち上げは無事成功した。

打ち上げ
「こうのとり」5号機を載せたH-IIBロケット5号機の打ち上げ(YouTubeでのライブ中継より)

打ち上げは当初8月16日に予定されていたが、天候不順のために2度延期されていた。

「こうのとり」は約6tの物資輸送が可能で、その補給能力は世界最大を誇っておりISS運用を大きく支えている。5号機ではこれまで以上に搭載能力を増強し、打ち上げ直前まで物資積み込み可能な速達サービスの対応量も増やして、利便性がさらに向上した。各種実験装置や観測装置、超小型衛星、宇宙飛行士の生活品などがISSに届けられるのは24日(月)の予定だ。

「こうのとり」のISSへのドッキングに際しては、日本人宇宙飛行士としては初めて、油井亀美也宇宙飛行士がISSのロボットアームを操作し「こうのとり」の把持を担当する。さらに、油井さんが把持を実施する際に地上から交信を行うのは若田光一宇宙飛行士だ。若田さんはNASAのミッション管制センターで「こうのとり」5号機ミッションのリーダーとして、地上と軌道上クルーとの交信のとりまとめ役を担う。

油井さんによる「こうのとり」の把持は、24日19時ごろからライブ中継(YouTubeニコニコ生放送)が予定されている。ぜひ、油井さんの活躍を見てみよう。

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