AstroArts Topics

太陽系

20年前の探査データから探るガニメデの磁場

2018/05/10
NASAの探査機「ガリレオ」が約20年前に取得した探査データから、木星の衛星「ガニメデ」の磁場に関する新たな情報が得られた。

月隕石に「モガナイト」発見、月の地下に大量の氷が存在する可能性

2018/05/09
月隕石から「モガナイト」と呼ばれる、生成に水が不可欠な鉱物が発見された。月の地下に大量の水氷が埋蔵されている可能性を示唆するものだ。

彗星にはなぜ重い窒素が多いのか

2018/05/08
太陽系全体の「窒素15」と「窒素14」の存在比と、隕石や彗星といった太陽系始原物質などに含まれる窒素同位体の存在比は異なっている。この存在比異常を引き起こすメカニズムが数値計算から明らかにされた。

探査機インサイト、火星への旅を開始

2018/05/07
5月5日20時5分(日本時間)、史上初めて火星の内部構造を調べるNASAの探査機「インサイト」が打ち上げられた。

エクソマーズのオービターが上空からとらえた朝の火星

2018/05/07
欧州の火星探査ミッション「エクソマーズ」のオービターが高度400kmの火星周回軌道に入り、本格的な科学観測を開始した。

天王星の雲と腐った卵の共通点

2018/05/01
ジェミニ北望遠鏡による分光観測で、天王星の上層大気から硫化水素が検出された。天王星の大気について長らく未解決となっていた謎を解く成果だ。

あと約20万km、「はやぶさ2」もうすぐリュウグウ到着

2018/04/23
JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」は現在順調に飛行を続けており、目標天体である小惑星「リュウグウ」までの距離は残り約20万kmとなっている。

ダイヤモンドを含む隕石は消滅した原始惑星の一部

2018/04/23
2008年10月にスーダン上空で爆発した小惑星「2008 TC3」の破片である「アルマハータ・シッタ隕石」の分析から、隕石の元となった天体は45億年前に消滅した原始惑星の一部らしいことが示された。

土星に明るい嵐が出現中

2018/04/19
今年3月末、アマチュア天文家の観測により、土星の北半球の高緯度域に新しく発生した嵐が発見された。4月中旬になっても引き続き観測されている。

木星の巨大サイクロンを俯瞰する迫力の3D動画

2018/04/16
NASAの探査機「ジュノー」による観測データから、木星の北極に存在するサイクロンの3D動画や、木星の強力な磁場を生み出すダイナモ機構の全球動画が作成・公開された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2個目の長良隕石か、鉄隕石らしい物体を発見

2018/04/16
10年ほど前に岐阜県内で見つかった物体が、今年3月に発見が報じられた長良隕石と同じ時に落下した鉄隕石である可能性が指摘された。今後の分析でデータが一致すれば「長良隕石(2号)」となる。

「キューブリック山」など、冥王星の衛星カロンの地名を正式承認

2018/04/13
冥王星の衛星カロンで発見された山や谷などの地名が正式に承認された。実在や架空の探検家やSF作家などにちなんだ名前が付けられている。

オウムアムアは巨大惑星に破壊された彗星かもしれない

2018/04/02
観測史上初の恒星間天体「オウムアムア」の正体は岩石質の小惑星ではなく、故郷の惑星系で巨大ガス惑星の重力によって破壊された彗星の破片ではないかとする研究が発表された。

わずか172秒で自転する地球接近小惑星

2018/03/29
JAXA宇宙科学研究所と日本スペースガード協会の研究グループが、今月中旬に2個の地球接近小惑星を発見した。その後の追加観測によって、1つは非常に高速で自転していることがわかった。

火星の海の矛盾を解決する巨大火山群

2018/03/26
太古の火星に海が存在したという仮説について、その問題点を解決できる新たなモデルが提唱された。火星の海はこれまでの推定よりも数億年早く形成され、水深も浅かった可能性がある。

オウムアムアの故郷は連星系

2018/03/23
最新の研究によると、観測史上初の恒星間天体である「オウムアムア」は連星系からやってきた可能性が高いようだ。

一見オーロラのような、紫色の発光現象「スティーブ」

2018/03/22
近年、夜空で紫色に発光する細いリボンのような現象がいくつか報告されている。「スティーブ」と名付けられた、オーロラとは異なるこの現象の発生プロセスが、市民科学者たちの協力も得て明らかになりつつある。

今も短期間で変化するケレスの表面

2018/03/20
NASAの探査機「ドーン」の観測データから、準惑星「ケレス」の表面に露出している氷の量が短期間で増加していることや、炭酸塩水和物と呼ばれる鉱物が存在することが明らかとなった。ケレスの表面で今も変化が起こっていることを示す結果だ。

縮みながら高くなっている木星の大赤斑

2018/03/19
過去の観測記録と探査機の観測データから、木星の大赤斑の大きさが1世紀半にわたって縮小し続けていることが明らかになった。一方でその高さは次第に増しているようだ。

ニューホライズンズの次の目標天体は「世界の果て」

2018/03/16
NASAの探査機「ニューホライズンズ」の次の目標天体「2014 MU69」の愛称として、「世界の果て」を意味する「Ultima Thule」が選ばれた。