AstroArts Topics

オーロラ

2つの特殊なオーロラの発生要因が明らかに

2024/06/28
2022年12月に発生した北極を覆い尽くす巨大オーロラと、2023年12月に北海道の広範囲で肉眼で見られた異常に明るいオーロラは、それぞれ特殊なものであった。これら特別なオーロラの発生要因が、別々の研究から明らかになった。

日本など各地で低緯度オーロラを観測

2024/05/13
5月8日~11日にかけて大規模な太陽フレアが連続発生し、それに伴う猛烈な磁気嵐の影響で、日米英中などで低緯度オーロラが見られた。ハワイでも164年ぶりにオーロラが発生している。

日本の歴史資料から読み解く太陽活動の周期性

2023/05/02
日本の文献に残された過去1400年にわたる「赤気(オーロラ)」 の記録からは、太陽活動と地磁気の基本的な変動パターンが読み取れる。同時に、天変地異に対する当時の人々の反応もうかがえる。

観測衛星「ジオテイル」、30年のミッションを終了

2022/12/02
1992年に打ち上げられて以来地球の磁気圏を調べ続けてきた磁気圏尾部観測衛星「ジオテイル」は、データレコーダーが動作を停止したため、11月28日にミッションを終了した。

深層学習でオーロラの出現を自動検知

2022/06/08
深層学習を使い、ノルウェー・トロムソのオーロラの出現を自動的にとらえるシステムが開発された。過去画像の解析からオーロラの年度別・時間帯別の出現傾向も示されている。

フラッシュオーロラから宇宙のコーラス電磁波の特性を解明

2022/05/18
数百ミリ秒しか発光しないフラッシュオーロラの形状進化の追跡などから、オーロラを引き起こすコーラス電磁波の発生域での特性が解明された。

1957-8年、太陽活動が観測史上最大級の時期のオーロラ国内観測記録

2021/12/24
太陽活動が観測史上最大級だった1957年と1958年には、国内でもオーロラが見られた。当時の観測記録が再検証され、オーロラの規模が明らかとなった。

過去3000年のオーロラ出現地域を計算、文献とも一致

2021/09/13
オーロラが見えやすい地域「オーロラ帯」の変化を過去3000年にわたり再現する計算結果が発表された。広範囲のオーロラと同時に起こりうる電力障害を想定し対策するための基礎となると期待される。

木星の「熱すぎる高層大気」の原因はオーロラだった

2021/08/13
木星の高層大気が異常な高温になっている謎の現象の原因が、高緯度領域で発生するオーロラであることが明らかになった。

ガニメデの大気に水蒸気が存在する証拠を検出

2021/08/03
ハッブル宇宙望遠鏡の過去20年以上にわたる観測データから、木星の衛星ガニメデの大気に水蒸気が存在する証拠が初めて見つかった。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

木星の明滅するX線オーロラのメカニズム

2021/07/16
木星で見られるX線オーロラおよびその明滅のメカニズムが、地球軌道上のX線天文衛星XMM-ニュートンと木星探査機ジュノーの連携観測で明らかになった。

宇宙空間で電波を生み出す陽子の集団を発見

2021/07/16
ジオスペース探査衛星「あらせ」の観測データから、地球周辺の宇宙空間で陽子が電波を生み出し、その周波数を変動させる様子がとらえられた。

宇宙環境を知る手がかり、突発発光オーロラの形状変化を再現

2021/07/13
オーロラの地上観測結果と数値計算を組み合わせることにより、コーラス波動が引き起こす突発発光オーロラの形状変化とその原因が明らかになった。

オーロラ粒子の加速は高度3万km以上から始まっていた

2021/01/25
ジオスペース探査衛星「あらせ」などの観測から、オーロラ粒子の加速領域が、約3万km以上の超高高度にまで広がっていることが初めてわかった。

脈動オーロラの光とともにキラー電子が降ってくる

2020/11/19
「宇宙のさえずり」によって脈動オーロラが起こると、人工衛星の故障を引き起こしオゾンを破壊する可能性がある「キラー電子」が降りてくることがわかった。

彗星でも「オーロラ」が発生する

2020/09/28
探査機「ロゼッタ」の観測によれば、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を包むガスの中では、地球などのオーロラと同じ仕組みで遠紫外線が発生している。

土星の大気はオーロラに加熱されている

2020/04/13
2017年に運用終了した土星探査機「カッシーニ」のデータから、土星の上層大気が高温に保たれている謎を解く手がかりが得られた。

「日本書紀」に記されている日本最古の天文記録は扇形オーロラ

2020/03/18
「日本書紀」に620年の天文記録として残っている赤気の記述が「扇形オーロラ」と整合的であるとする研究成果が発表された。当時の人々が赤いオーロラの形状を雉の尾羽にたとえて記録したものだと考えられる。

オーロラの「またたき」を制御するのは宇宙の「さえずり」

2020/03/12
ジオスペース探査衛星「あらせ」と地上からの光学観測を組み合わせることによって、脈動オーロラの「またたき」には高エネルギー電子のコーラス波動による「さえずり」が影響していることが初めて示された。

オーロラを発生させる高エネルギー電子が大気圏に降り注ぐ仕組みを解明

2019/12/06
ジオスペース探査衛星「あらせ」と地上の大型大気レーダーによるオーロラの同時観測から、地球周辺の宇宙空間で生まれた電磁波が南極と北極上空の深いところまで高エネルギーの電子を降り込ませていることが、世界で初めて明らかにされた。