AstroArts Topics

恒星・銀河

星の死のあとに再び誕生する惑星

2017/07/12
系外惑星は中性子星の周りにも発見されているが、中性子星がどのようにして惑星形成に必要な物質を獲得するのかに関する研究成果が発表された。

天の川銀河の超高速星は大マゼラン雲からの逃亡者

2017/07/11
天の川銀河の超高速星の起源は、大マゼラン雲からやってきた「逃亡者」である可能性が示された。

巨大楕円銀河から吹き出す高速ジェットの運動

2017/07/11
日韓合同VLBI観測網「KaVA」が6か月にわたる観測から、巨大楕円銀河M87の中心から噴き出すジェットが加速している様子をとらえた。

消滅しつつある「こぐま銀河」

2017/07/10
大きな銀河によってガスが引きはがされ崩壊しつつある矮小銀河がとらえられた。この矮小銀河は、近傍宇宙で知られている最も原始的な天体の一つで、化学元素を調べることで誕生直後の宇宙の構成に関する情報が得られるかもしれない。

アルマがとらえた「ハンバーガー原始星」

2017/07/07
アルマ望遠鏡の観測で、「ハンバーガー原始星」を取り囲む複雑な有機分子の分布と噴き出しているガスのジェット回転がとらえられた。

子持ち銀河のブラックホールは消化不良

2017/07/06
子持ち銀河の小さい方の中心に存在する超大質量ブラックホールが100万~200万年前に消化不良を起こし始め、周囲に物質を吹き飛ばしている様子が複数の波長の観測で示された。

系外惑星が受ける、低温小質量星からの脅威

2017/07/06
低温で小質量の星で起こるコロナ質量放出をモデル化した研究から、こうした星の周りのハビタブルゾーンに位置する系外惑星は、生命にとって致命的ともいえる影響を受ける可能性が示された。

予想よりも激しく活動していた初期銀河

2017/07/05
X線天文衛星「すざく」の観測から、複数の銀河団の外縁部における鉄の存在比が同じであることがわかった。銀河団の形成以前に、予想以上に激しい初期銀河の活動で作られた鉄がその起源のようだ。

乱流の中で生まれた、離れた連星系

2017/07/05
アルマ望遠鏡の観測から、連星をなす若い2つの星の自転軸が互いに傾いていることが明らかにされた。離れた連星系の形成に乱流が大きな役割を果たしていることを強く示唆する結果である。

初検出、超大質量ブラックホールのペアの動き

2017/07/03
約7億5000万光年の距離にある銀河に存在する、超大質量ブラックホールのペアの動きがとらえられた。互いの間隔は24光年しか離れていない。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

アルマ望遠鏡がとらえたベテルギウス

2017/06/30
アルマ望遠鏡が電波で観測した、赤色超巨星ベテルギウスの画像が公開された。

超新星残骸「カシオペヤ座A」をモデルで再現、ニュートリノ駆動の爆発を支持

2017/06/28
超新星残骸「カシオペヤ座A」の物質の空間分布や量、膨張速度などがコンピューターシミュレーションで再現された。中性子星からのニュートリノが超新星爆発を引き起こすという理論を支持するものだ。

初期宇宙に存在した、星生成を止めた大質量の円盤銀河

2017/06/28
重力レンズ効果を利用したハッブル宇宙望遠鏡による観測で、高速自転する大質量の円盤銀河が初期宇宙に発見された。

星の誕生が別の星の誕生を引き起こす

2017/06/27
若い星から噴き出す高速のジェットが別の星の形成の引き金となったことを示唆する証拠が、電波観測で見つかった。

天の川銀河の中心部に、すすに覆われた変光星を発見

2017/06/26
数百億個の星が集まる天の川銀河のバルジに、炭素を主成分とする固体微粒子に覆われた変光星4個が世界で初めて発見された。

オリオン座分子雲の解剖

2017/06/26
オリオン座大星雲や馬頭星雲を含む分子雲「オリオン座分子雲」の一角が電波望遠鏡で詳細に観測された。

「ケプラー」発見の系外惑星候補に219個追加、総数は4000個以上に

2017/06/22
系外惑星探査衛星「ケプラー」のチームが、新たな系外惑星候補を219個追加した。そのうち10個は地球サイズで、ハビタブルゾーンに存在している。

天の川の中に集まって見える3星雲

2017/06/22
チリ・パラナル天文台のVLTサーベイ望遠鏡に搭載された大型カメラ「オメガカメラ」が撮影した、美しい3つの星雲をとらえた画像が公開された。

長さ50光年のアンモニアのリボン

2017/06/21
米・グリーンバンク電波望遠鏡の観測で、オリオン座分子雲中に伸びるアンモニアでできたリボン状の構造がとらえられた。

ペルセウス座銀河団のミニハロー

2017/06/20
ペルセウス座銀河団の中心には、電波を放射する構造「ミニハロー」が存在する。同様の構造は他の銀河団にも見つかっているが、ペルセウス座銀河団のミニハローはそのうちで最大のものだ。