AstroArts Topics

恒星・銀河

10.5光年先に若い太陽系そっくりの惑星系

2017/05/09
NASAの空飛ぶ天文台「SOFIA」で10.5光年彼方の「エリダヌス座ε星系」を観測したところ、構造の一部が太陽系にとてもよく似ていることがわかった。

ハッブル宇宙望遠鏡、打ち上げ27周年

2017/04/25
ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げから27年目を迎えた。記念日のお祝い画像として、渦巻銀河のペアの画像が公開された。

塵のハンバーガーで育つ赤ちゃん星

2017/04/24
生まれたての星を取り囲む、ハンバーガーのように見える大量の塵の円盤が真横から撮影された。非常に若い段階の星に塵の円盤ができていることが確認され、円盤の厚み方向の構造が初めて明らかになった。

生命の兆候探しに最適かもしれないスーパーアース

2017/04/21
40光年彼方の赤色矮星の周りを回るスーパーアースが発見された。ハビタブルゾーンに存在し大気があるとみられ、太陽系外生命の兆候を探すうえでのベストターゲットになるかもしれないと期待されている。

若い惑星系に残るガスは塵から供給された

2017/04/12
星の周りに広がる塵の円盤の電波観測から、炭素原子ガスの存在が明らかにされた。炭素原子ガスは一酸化炭素分子ガスの量の数十倍もあり、主に塵同士の衝突などで円盤に新たにガス成分が供給されているようだ。

オリオン座大星雲の巨大赤ちゃん星たちが見せる宇宙花火

2017/04/10
アルマ望遠鏡の観測から、オリオン座大星雲の一角の「オリオンKL」と呼ばれる領域が、巨大な赤ちゃん星の衝突による爆発の痕跡らしいことが確かめられた。

系外惑星プロキシマケンタウリbの宇宙天気予報

2017/04/07
太陽系から最も近い恒星「プロキシマケンタウリ」の周りを回る系外惑星「プロキシマケンタウリb」では恒星風の圧力が相当強く、惑星大気に悪影響が及んでいるようだ。

ダークエネルギーがなくても宇宙の加速膨張は説明可能

2017/04/04
宇宙の加速膨張はダークエネルギーによって引き起こされていると考えられているが、そのような正体不明のものの存在を考えなくても加速膨張は説明できるかもしれない。

X線の激しい閃光で発見された新種の謎の天体爆発

2017/04/03
X線観測衛星「チャンドラ」がX線の激しい閃光を生じる謎の天体爆発を発見した。わずか数分で母銀河に存在するすべての星の数千倍ものエネルギーが放出されており、新しい天体現象である可能性が指摘されている。

白色矮星系の系外衛星の運命

2017/03/31
白色矮星の大気に、岩石質の物質が見られることがある。白色矮星系に存在する惑星の衛星が関係しているのかもしれない。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

超大質量ブラックホールからのアウトフロー内に幼い星の集団

2017/03/30
6億光年彼方の衝突銀河の観測で、超大質量ブラックホール付近からのアウトフローがとらえられ、その場所で星形成が進んでいることが確認された。

原始超銀河団を包む1億6000万光年以上の中性水素ガス

2017/03/29
115億年前の宇宙における中性水素ガスの分布を調べたところ、原始超銀河団「SSA22」でガスが1億6000万光年以上にわたって広がっていることが明らかになった。

銀河中心から放り出された超大質量ブラックホール

2017/03/28
遠方銀河の中心から大きく離れたところに、太陽10億個分もの質量を持つ超大質量ブラックホールが検出された。重力波によって銀河の中心から放り出されたものと考えられている。

スニヤエフ・ゼルドビッチ効果を史上最高解像度で観測

2017/03/22
48億光年彼方の銀河団の高温ガスが引き起こす「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」がアルマ望遠鏡により史上最高の解像度でとらえられ、銀河団を取り巻くガスの分布や温度を詳しく観測する新たな手法が確立された。

ダークマターの影響が小さかった、100億年前の銀河

2017/03/17
銀河形成がピークを迎えていた約100億年前の宇宙においては、大質量の星形成銀河では普通の物質が支配的だったことが示唆された。ダークマターの影響がかなり大きいと考えられている現在の宇宙の銀河とは異なる結果である。

超大質量ブラックホールのそばに新種の分子ガス雲

2017/03/16
銀河中心の超大質量ブラックホールのすぐそばにある分子ガス雲の質量と星生成率が調べられ、従来の研究で欠けていた部分を埋める新種のガス雲であることがわかった。

2つの巨大系外惑星を発見、相互逆行惑星系の可能性

2017/03/14
7年半に及ぶ観測により、巨星を周回する2つの巨大惑星が発見された。お互い逆向きに公転している可能性が考えられる、非常に興味深い惑星系だ。

大マゼラン雲の星団中に見つかった、若すぎる星

2017/03/10
大マゼラン雲に存在する星団に、非常に若い星の候補が見つかった。星団中の星の年齢はどれもだいたい同じであるという従来の考えを見直す必要が生じるかもしれない。

132億光年彼方の銀河に酸素と塵を検出

2017/03/09
アルマ望遠鏡の観測により、132億光年彼方の銀河「A2744_YD4」で、酸素と塵が放つ電波が検出された。酸素と塵が発見された銀河の最遠方記録を約1億光年更新する成果であり、宇宙で最初の星が誕生していた時代に迫る成果だ。

渦巻き模様が伝える星の最期のメッセージ

2017/03/07
年老いた星の周囲にガスの渦巻き模様がとらえられ、その模様の解析から、直接観測することができない連星系の軌道運動が導き出された。