油井宇宙飛行士が5月からISSに長期滞在

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今年5月から国際宇宙ステーションに滞在する油井亀美也宇宙飛行士が5日、記者会見で初ミッションへの抱負を語った。

【2015年1月8日 JAXA

2009年に宇宙飛行士候補者として選抜された油井亀美也(ゆいきみや)さんは、2011年に国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士として認定された。待望の初ミッションとなるのが、今年5月から半年にわたるISS第44次/第45次長期滞在だ。

1月5日、ミッション前最後の帰国に合わせてJAXA東京事務所(東京都千代田区)で記者会見を行った油井さんは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)で運ばれる予定の「高エネルギー電子、ガンマ線観測装置」(CALET)の成果への期待や、「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出といった民間利用の促進に一役買いたいという抱負などを語った。

油井さんは1月中旬まで筑波宇宙センター(茨城県)で「きぼう」のシステム機器や実験に関わる訓練を行った後、引き続き米国とロシアでの訓練に臨む。

記者会見での油井宇宙飛行士
亀をあしらったミッションロゴを背にISSの模型を持つ油井宇宙飛行士(提供:JAXA)