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更新履歴

2012年6月の更新履歴 バックナンバー一覧

6月29日

来月1日午前9時、3年半ぶりのうるう秒挿入

7月1日は“長い一日”になりそうだ。午前9時0分の前に1秒、「59分60秒」が「うるう秒」として挿入される。正確な時のステップを徐々に遅くなる地球の自転に合わせるための、重要な“足ぶみ”だ。

惑星間の距離が最も近い惑星系を発見

火山世界の溶岩地帯の上に、満月の3倍もの大きさのガス惑星が浮かぶ。満月の出よりも劇的な夜景だ。この奇妙な壮観は、新しく発見された惑星を持つ星、ケプラー36で見ることができる。この恒星の周囲を、非常に近い軌道で回る2つの惑星が発見された。

100億光年かなたに超ヘビー級銀河団の重力レンズ

重い銀河団などの重力によってさらに向こう側の天体が変形して見える「重力レンズ現象」が、100億光年かなたのという遠方の銀河団によって引き起こされている様子がとらえられた。

2012年7月1日 水星が東方最大離角

日没後、西の空の低いところに見える水星が、7月1日に太陽からもっとも離れて東方最大離角となります。太陽から離れるとはいえ、日の入り30分後の高度は10度ほどと低く、場所をよく確かめておかないと見つけづらいかもしれません。西の空がひらけている場所で、双眼鏡で探してみましょう。

2012年7月上旬 金星がヒヤデス星団を通過、木星も接近

日の出1時間ほど前の東の空では2つの惑星、木星と金星が低く、しかしひときわ明るく輝いています。低い方の金星のあたりを双眼鏡で眺めると、すぐそばにおうし座の赤い1等星アルデバラン、そしてその周辺のヒヤデス星団の星々がちらばっているのが見えます。10日には、金星とアルデバランが大接近します。

投稿画像ギャラリー(24枚)

干潟星雲と三裂星雲、日食時の太陽光発電量の変化、火星の極冠など24枚を公開しました。

サイトロンジャパン「コンパクト赤道儀ナノ・トラッカー」新発売(販売終了)

サイトロンジャパンから手のひらサイズのコンパクト赤道儀ナノ・トラッカーが新発売。恒星時、月、太陽の追尾モードを搭載。電源は単三電池3本。コントローラー付き。いつでも持ち歩いで気軽に星空を撮影。7月5日発売 特価19,800円

6月28日

「ステラナビゲータ」20周年 長年のご愛顧に感謝を込めて

来る7月28日、アストロアーツの天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」は発売から20周年という節目を迎えます。長年にわたるご愛顧への感謝のご挨拶とともに、様々な記念企画についてご案内します。

6月27日

7月中ごろ、星出さんと「こうのとり」が相次いで宇宙へ

7月、日本人宇宙飛行士と日本の宇宙船が相次いで打ち上げを迎える。15日には星出彰彦さんがソユーズで、21日には宇宙ステーション補給機「こうのとり」が宇宙へ向かう。

X線天文学の夜明けから50年 「MAXI」が記念の発見

6月14日(世界時)、国際宇宙ステーションのX線検出装置「MAXI」がへびつかい座の新しいX線源をとらえた。ちょうど50年前に初めてX線源として見つかった「さそり座X-1」に近い方向で、記念的な発見となる。

投稿画像ギャラリー(12枚)

かぐやのデータと比較したベイリーズビーズ、暁の木星+金星など12枚を公開しました。

無人探査機「ボイジャー」 1/48スケールプラモデル 入荷(販売終了)

1977年にNASAにより打ち上げられ、現在、太陽系の遥か彼方を旅している無人探査機「ボイジャー」の1/48スケールのプラモデルが新登場。人類からのメッセージを収録して取り付けられたゴールデンレコードは金メッキで再現しています。特価1,680円

6月26日

火星内部に大量の水? 隕石から判明

地球に飛来した火星隕石の分析から、火星内部のマントルに豊富な水が存在する可能性を示す手がかりが見つかった。

2012年7月の星空ガイド

2012年7月の星空ガイドを公開しました。

2012年6月28日 月と土星、スピカが並ぶ

日没後、南西の空にある月齢9の月のすぐそばに、おとめ座のスピカと土星が並んで見えます。月のすぐ上にあるスピカは純白の1等星、そこからやや離れて黄色っぽく見えるのが土星です。
この3つの天体を取り囲むように、西の空には火星、南の空にさそり座のアンタレス、頭上にうしかい座のアルクトゥールスという3つの赤い星が大きな三角形を作っています。

投稿画像ギャラリー(22枚)

夏至の太陽、一面の天の川、金環日食など22枚を公開しました。

トミーテック「カメラマウント フジX-Pro1用【5016】」入荷(販売終了)

フジのデジタルカメラX-Pro1とボーグやボーグアクセサリー各種を接続するアダプター「カメラマウント フジX-Pro1用【5016】」が入荷しました。特価4,800円。

6月22日

黒いベルベットに撒かれた碧い星くず おおぐま座の矮小銀河

おおぐま座の有名な渦巻銀河M81のそばにある矮小銀河UGC 5497。若い星の青い輝きに彩られた美しい姿を、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた。

6月21日

平均的ブラックホールはつまみ食いで成長

数十億光年以上かなたでも明るく輝く天体、クエーサー。その正体は銀河の中心にあるブラックホールが活発化したものと考えられている。活発化の要因の1つとして銀河同士の衝突があるが、ごく平均的な大多数のクエーサーにはそうした痕跡がなく、長期にわたる物質の“つまみ食い”で成長しているらしいことがわかった。

月の永久影に氷の証拠を発見

NASAの探査機「ルナー・リコナサンス・オービター」(LRO)により、月の南極にあるシャックルトンクレーター内部の22%が氷で覆われているという観測結果が得られた。

投稿画像ギャラリー(8枚)

コンパクトデジカメでとった天の川、レンズ雲、太陽など8枚を公開しました。

6月20日

板垣さんが一晩に2個の超新星発見

6月14日(世界時)、山形県の板垣公一さんがおとめ座の銀河に超新星2012cu、ろくぶんぎ座の銀河に超新星2012cwと、一晩で2個の超新星を発見した。

「ARで手にとるようにわかる 3D宇宙大図鑑」取り扱い開始。(販売終了)

宇宙をベースにしたビジュアル満載の紙面にあるマーカーに、スマートフォンやタブレット端末をかざすと、デジタルコンテンツを楽しめる書籍とデジタルが融合した宇宙解説本。よりリアルに、より身近に宇宙を感じられます。監修:懸 秀彦 発行:東京書籍 価格2,625円

6月19日

小型惑星を作るにはヘビーメタルな星は不要

地球のような小型岩石惑星は鉄やシリコンなど「金属」が豊富な恒星の周りで形成されると考えられてきたが、金属の量に関わらず多くの恒星で作られる可能性が高いという研究成果を、デンマークの研究者が発表した。

「小惑星・彗星・流星会議2012」で高校生が発表参加

5月中旬、太陽系小天体の国際会議としては最大規模の「小惑星・彗星・流星会議2012」が新潟で開催された。世界的な著名研究者らが集う中、ポスター発表に参加したのは日本の高校生たち。小惑星についての研究成果を英語で説明するなど、最初は戸惑いながらも貴重な体験を楽しんだ様子をレポートしていただいた。

投稿画像ギャラリー(9枚)

ロケット打ち上げ時の発光現象、金環日食、金星太陽面通過など9枚を公開しました。

6月18日

神舟9号と天宮1号、中国初の有人ドッキングに成功

日本時間18日午後3時ごろ、3人の飛行士を乗せた中国の宇宙船「神舟9号」が宇宙ステーション「天宮1号」とのドッキングに成功した。

小惑星の観測と進路予測で地球衝突の可能性を小さく

2040年に地球衝突するわずかな可能性が示されていた小惑星2011 AG5。今後どのように観測精度を高めて予測される衝突確率をゼロにしていくかという見通しがNASAで協議された。

投稿画像ギャラリー(19枚)

金星のオレオール現象、秋田のお城と部分月食、しし座M96銀河の超新星2012awなど、19枚を公開しました。

6月15日

もうすぐ太陽圏脱出? ボイジャーの周りで宇宙線が急増

35年前に打ち上げられ、太陽圏の果てを目指し続ける探査機「ボイジャー1号」が測定する宇宙線がここ1か月で急増していることがわかった。人工物が初めて太陽圏から脱出する歴史的な日が近づいているようだ。

銀河中心の重すぎるブラックホール

銀河の中心で恒星が集まる「バルジ部」と、そのさらに中心にある超大質量ブラックホールは共に成長すると考えられてきたが、ブラックホールの成長だけが異様に速い銀河が見つかった。NASAのX線天文衛星「チャンドラ」の観測により外部要因の可能性が除外されたことで判明したものだ。

暗い場所で光る壁掛け電波時計 「夜光星座時計」 新発売(販売終了)

暗い場所で見ると文字盤の星や星座が光る壁掛け時計「夜光星座時計」が新発売。両局電波受信仕様。時計の中心が北極星で北緯35度の全天星座、天の赤道、黄道、黄道12星座絵も描かれています。子ども部屋から書斎までどんなインテリアにもぴったり。アイソテック製 価格8,820円

6月14日

タイタンの“熱帯地方”に残るメタンの湖

土星の衛星タイタンの熱帯地方には、長年にわたり存在する大きなメタンの湖がある。どのようにして蒸発せずに残り続けられるのだろうか。

X線衛星「NuSTAR」打ち上げ ブラックホールや超新星残骸を観測

NASAのX線天文衛星「NuSTAR」が、日本時間13日未明にマーシャル諸島上空から打ち上げられた。ブラックホールや超新星残骸などからの高エネルギーX線を観測する。

【特集】七夕(2012年)

7月7日は新暦の七夕(たなばた)。七夕は年に一度、おり姫星とひこ星が天の川をわたって会うことを許された特別な日とされています。短冊に願い事を書いたら、空を見上げてみませんか? 星をながめることが少ない方にとっては、七夕はよい機会です。
また、2012年の伝統的七夕は8月24日です。

投稿画像ギャラリー(8枚)

夏の天の川、回転花火銀河M101など8枚を公開しました。

6月13日

124億年前の銀河から窒素を検出 初期宇宙の組成解明に一歩前進

京都大学と英ケンブリッジ大学の研究チームがアルマ望遠鏡を用いて、124億光年かなたの銀河に含まれる窒素が発する電波を検出することに成功した。初期宇宙の銀河の元素組成が、激しい星生成活動によりすでに現在の宇宙のものと近くなっていたことがわかった。

イトカワ粒子の海外研究テーマが決定

地球帰還から今日で2年。探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワのサンプルの、国際研究公募の選定結果が発表された。世界中の研究者の手によって、世界唯一の試料から小惑星の過去が明らかにされる。

星ナビ.com 新天体発見情報 083(2011年3〜4月)

月刊星ナビ2012年7月号に掲載の「新天体発見情報」No.083を公開しました。

投稿画像ギャラリー(17枚)

金星ととんびの太陽面通過、さそり座の星景、火星の変化など17枚を公開しました。

6月12日

広範囲でとらえた宇宙最初の光

宇宙最初の大質量星やブラックホール由来と思われる赤外線背景放射を、NASAの天文衛星「スピッツァー」がとらえた。これまでより広い範囲の観測で、130億年前の光の分布パターンがより確かなものになってきた。

さそり座に新星が出現

5月22日(世界時)、さそり座の方向に新星が発見された。ゆっくりとした減光を示すタイプの古典新星であると考えられる。

2012年6月中旬 木星とプレアデス星団が接近

日の出約1時間前の東の空、低いところに、木星がひときわ目立って見えています。そのすぐ上を双眼鏡で眺めると、6、7個の星がぽつぽつと集まったプレアデス星団(すばる)が同じ視野内に見えます。梅雨の晴れ間に当たったら観察してみましょう。17日には月齢27の細い月も接近します。

6月11日

「あかつき」がとらえた金星の温度分布

太陽の前を通り過ぎる金星の姿を地球から見るのは105年後までおあずけだが、日本の探査機を通して間近から見る日は3、4年後だ。2010年12月に金星探査機「あかつき」がとらえた中間赤外線画像が公開された。

軟X線が強いX線源を「MAXI」が発見

5月31日(世界時)にわし座方向に現れた新しいX線源を、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の観測装置「MAXI」がとらえた。低エネルギーのX線(軟X線)を強く放射しているのが特徴で、中性子星かブラックホールかはまだわかっていない。

投稿画像ギャラリー(52枚)

金星の太陽面通過、昼間の金星、部分月食など52枚を公開しました。

6月8日

3D動画で見る小惑星ベスタ

NASAの探査機「ドーン」がとらえた小惑星ベスタの3D動画が公開された。

銀河を飛び出し闇をさまよう超大質量ブラックホール

合体した超大質量ブラックホールが衝突時の重力波により銀河から弾き出されたと思われる様子が、40億光年かなたでとらえられた。

投稿画像ギャラリー(83枚)

金星太陽面通過、ホタルの星景、土星など83枚を公開しました。

6月7日

129億光年かなたの銀河から見る、夜明け前の宇宙の姿

総合研究大学院大学と国立天文台の研究チームが、米ハワイにあるすばる望遠鏡とケック望遠鏡での観測から、129.1億光年かなたの銀河を発見した。ビッグバンから7億5000万年後の宇宙にある中性水素ガスの割合が、現在に比べて多いことも確認された。

時と空を超えて ゆかりの地・神戸で見た「金星紀行」

6月6日の朝から昼すぎにかけ、世界各地で「金星の太陽面通過」が見られ、日本でも5月21日の日食に続く天文イベントとして注目を集めた。

投稿画像ギャラリー(50枚)

金星の太陽面通過や日食など50枚を公開しました。

小惑星による恒星食(6/20〜7/13)

6月20日から7月13日までの予報5件を追加しました。

6月6日

投稿画像ギャラリー(85枚)

部分月食、金星の太陽面通過など85枚を公開しました。

6月5日

アルマで見た銀河「ケンタウルス座A」

アルマ望遠鏡が、1200万光年かなたの活動銀河「ケンタウルス座A」の中心部を観測した。これまでにない解像度で、大量の塵の帯に隠された銀河の奥深くを写し出すことに成功している。

ネットで観望会で 各地で見る金星太陽面通過

「金星の太陽面通過」まであと1日となり、気になるのは天気予報。どうしても見逃したくない人のために、全国での観望会や世界各地の中継リンクを紹介します。接触時刻を知る便利なアプリも。

宇宙の公案I-02「宇宙への返信」

『星ナビ』での「宇宙の公案」第IIシリーズの連載にあわせ、『スカイウオッチャー』で連載されていた第Iシリーズの誌面を順次公開します。
第6回は、1995年1月号に掲載された「宇宙への返信」(文:平林久)です。

投稿画像ギャラリー(21枚)

雲におおわれた部分月食、日食の連続写真など21枚を公開しました。

6月4日

どう見る? 金星の太陽面通過 楽しみ方直前ガイド

あと2日に迫った金星の太陽面通過。日食の時はつながるリングを見ながらみんなで盛り上がったけど、今回はどのタイミングで、どう見ればいいの? 学生も、忙しくお勤めの人も気軽に楽しめる、ほぼ130年に2度の特別な日のすごし方をわかりやすくご提案します。

40億年後の銀河衝突、アンドロメダと天の川

6日に起こる「金星の太陽面通過」は今世紀最後の珍しい天文現象。だが、はるかに壮大なスケールでの大イベントが約40億年後に見られる(?)ことがシミュレーションで明らかになった。天の川銀河とアンドロメダ座大銀河(M31)の衝突合体である。

投稿画像ギャラリー(34枚)

日食時の明るさや温度変化、太陽面通過前の金星など34枚を公開しました。

星ナビ7月号は「5月21日を振り返る・金環日食 速報ギャラリー」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2012年7月号が、6月5日(火)に発売されます。日本中が空を見上げた5月21日金環日食、あなたはどこで楽しみましたか? 列島各地でのリングの風景や人々の表情、欠けゆく木漏れ日の姿、ベイリーズビーズから浮かび上がる月の凹凸など、あの朝の興奮が甦る保存板です。

6月1日

6日の「金星の太陽面通過」を安全に見よう!

5月21日の金環日食に続いて、6日には「金星が太陽の前を通過する」という、とても貴重な現象が見られます。「太陽を観察する」という点では日食の観察と同じ。注意点もほぼ共通していますが、長時間の現象ならではのポイントもしっかりおさえておきましょう。

宇宙船「ドラゴン」が地上に帰還 将来は有人飛行も

国際宇宙ステーションに物資を運んだ宇宙船「ドラゴン」のカプセルが、1日未明(日本時間)に米カリフォルニア沖の海上に無事着水した。民間宇宙開発の新たな時代を告げるミッション成功となる。

投稿画像ギャラリー(16枚)

日食や月、天の川の星々など16枚を公開しました。