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更新履歴

2010年8月の更新履歴 バックナンバー一覧

8月31日

最新の研究で、200万年ほど早まった太陽系の誕生年代

2004年に発見された隕石の分析から、太陽系の誕生がこれまで考えられていた年代より、最大で200万年ほど早かったとする研究成果が発表された。

宇宙で最初に誕生した超巨大ブラックホールを再現

ビッグバンからたった10億年ほどしか経っていない宇宙で起きた巨大な銀河同士の衝突・合体によって、超巨大ブラックホールが誕生したことが、コンピュータ・シミュレーションで示された。

9月18〜19日、三鷹で系外惑星観測と小惑星ライトカーブの研究会

9月18日と19日、国立天文台三鷹キャンパスで、第4回系外惑星トランジット観測研究会と第7回小惑星ライトカーブ研究会が合同で開催される。研究者による講演や高校生による発表が予定されており、対象を問わず気軽に参加することができる。

天体画像ギャラリー(12枚)

木星や数夜連続で撮影した月など12枚を公開しました。

8月30日

2010年9月1日 月とプレアデス星団が接近

8月31日の深夜から9月1日の明け方にかけて、月齢22の月とおうし座のプレアデス星団(M45、すばる)が接近します。下弦前の月は明るく、肉眼での観察は難しいので、双眼鏡で楽しむのがよいでしょう。月とプレアデス星団は、今月28日の早朝と28日の宵にも接近するので、今月は3回、月とプレアデス星団の接近を見られることになります。

トランジット法では初、1つの恒星に2つの系外惑星を発見

NASAの系外惑星探査衛星ケプラーが、トランジット法によるものとしては初めて、1つの恒星のまわりに2つの惑星を発見した。同じ恒星のまわりに3つ目の惑星の存在も示唆されている。

板垣さん、エリダヌス座の銀河に超新星2010heを発見

山形の板垣公一さんが、エリダヌス座に超新星2010heを発見した。板垣さんによる超新星発見は今年8個目、通算64個目となる。

板垣さん、はくちょう座のペリカン星雲付近に変光星を発見

山形の板垣公一さんが8月23日(世界時、以下同様)、はくちょう座にオリオン座FU型変光星を発見した。

科学の祭典が9月11日開幕、30日にわたり都内各地でイベント

さまざまな団体、科学館や市民が提案・運営する企画が都内全域で展開される「東京国際科学フェスティバル」。その第2回目が9月11日に開幕する。人気プラネタリウム番組の投影や講演、観望会など、天文関連のイベントも豊富だ。

天体画像ギャラリー(20枚)

木星やペルセウス座流星群など20枚の画像を公開しました。

8月27日

今年度から本格運用の宇宙ステーション補給機の愛称を募集

宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、今年度から本格運用する宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称の募集を開始した。採用者の中から抽選で計6組12名を打ち上げに招待する。募集期間は9月30日まで。

すばる望遠鏡が発見、複数の若い星から噴出するジェット

すばる望遠鏡が、形成初期段階にある複数の星から噴出しているジェットを発見した。同様のジェットはこれまで、もっと進化の手前の段階にある、ガスやちりの奥深くに隠れている恒星に見られていた。一方、今回ジェットが発見された星はすでにガスやちりの中から姿を現しており、そのジェットの起源はこれまでとは異なるようだ。

100億光年のかなたに発見された銀河団に驚くべき特徴

NASAの赤外線天文衛星スピッツァーの観測によって、100億光年かなたに銀河団が見つかった。発見された銀河団における星形成は、わたしたちに比較的近い銀河団に見られるのとは逆に、銀河団の端よりも中心部で活発であることが明らかになった。

天体画像ギャラリー(8枚)

木星や国際宇宙ステーション、ペルセウス座流星群など8枚の画像を公開しました。

お得なセット商品 「ステラナビゲータ Ver.9 + 公式ガイドブック」 新発売!(販売終了)

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」と、基本操作と活用方法を解説した「ステラナビゲータ Ver.9 公式ガイドブック」とのお得なセット商品も同時発売! 特価15,960円

基本操作から活用方法まで 「ステラナビゲータ Ver.9 公式ガイドブック」 新発売!(販売終了)

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」の基本的な操作から天体観測・写真撮影での活用方法を解説した公式ガイドブック。手順に従いながら天文シミュレーションを体験できる「クイックツアー」や天体観測を行う中・上級者向けの使いこなしを紹介。全コマンドを解説した「リファレンスマニュアル」も収録。特価:4,200円

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」 新発売!(販売終了)

初心者から上級者まで広く使える天文シミュレーションソフトの新バージョンが登場。目的別の星図をワンタッチで切り替えられるスタイル、天体データの拡充、印刷機能の強化、画像マッピング機能、ASCOMの望遠鏡制御、よりリアルなフライトモードなど、新しいユーザインターフェースの採用でさらに操作しやすくなりました。特価:12,600円

8月26日

観測史上最多、5個以上の惑星を持つ恒星を発見 地球サイズのものも?

みずへび座の方向にある恒星に、観測史上最多タイとなる5個の惑星からなる惑星系が確認された。さらに2個の惑星が存在する可能性もあり、そのうち1つは地球の1.4倍という系外惑星としてはもっとも軽い惑星かもしれないという。

ステラナビゲータ Ver.9 8月26日発売!
天体画像ギャラリー(6枚)

木星、太陽プロミネンス、ISSの光跡など6枚を公開しました。

8月25日

望遠鏡を使いこなそう!つくばエキスポセンター新番組と上坂監督写真展

茨城県のつくばエキスポセンターで、プラネタリウム新番組「はじめてのそら―望遠鏡が広げる君の世界―」が9月11日から上映される。同作品の監督で、探査機「はやぶさ」を描いた全天周映画の大ヒットでもおなじみの上坂浩光氏による天体写真展も期間内に開催される。

公開天文台による口蹄疫被害への連帯の輪(報告)

全国公開天文台協会(JAPOS)の有志は、口蹄疫被害に見舞われた宮崎県および同県内の施設に対する支援活動を先月に開始し、その呼びかけに応じて寄せられた募金が宮崎へ送られた。また、応援メッセージも県内にある公開天文台など5施設に届けられた。

天体画像ギャラリー(4枚)

ペルセウス座流星群や木星など4枚の画像を公開しました。

2010年9月の星空ガイド

2010年9月の星空ガイドを更新、「星空解説と惑星の見え方」「天文現象カレンダー」を公開しました。

小惑星による恒星食

10月1日から10月19日までの予報8件を追加しました。そのうち、10月 3日 03h56m 小惑星(62)Erato による TYC 1385-01067-1(9.7等)は好条件です。

8月24日

地球の火山と銀河に潜むブラックホールの類似点

M87銀河の中心に潜む超巨大ブラックホールの活動によって、星の材料となる冷たいガスが銀河の中心から外側へ運ばれたり衝撃波が起きたりしていることを示す観測結果が得られた。地球上にある巨大な火山でも、今年4月にとてもよく似た現象が見られていた。

国際宇宙ステーションの冷却システムが復旧

日本時間(以下同様)8月1日に国際宇宙ステーション(ISS)で発生した冷却システムの異常について、故障したポンプの交換作業が完了し、8月19日にISSの関連システムは復旧した。

天体画像ギャラリー(7枚)

ケフェウス座の散光星雲IC1396、21日の発光現象と同じ時間帯に撮影された木星、ISSとスカイツリーなど7枚を公開しました。

星ナビ.com 新天体発見情報 061(2009年10〜12月)
月刊星ナビ2010年9月号に掲載の「新天体発見情報」No.061を公開しました。

8月23日

天体画像ギャラリー(18枚)

木星など18枚の画像を公開しました。

熊本市の立川さん、ビデオで木星の閃光現象をとらえた

熊本県のアマチュア天文家 立川正之さんが、日本時間8月21日未明に、木星への小天体衝突によるものと思われる閃光現象をビデオにおさめた。この観測成果は、国立天文台天文情報センター広報室長(同教授)の渡部潤一氏によって、国際天文学連合(IAU)へ報告された。

9月18〜19日、松江で2010年東亜天文学会総会・大会

創立90周年の東亜天文学会は、9月18〜19日に島根県松江市で2010年総会・大会を開催する。記念イベントではクロイツ属彗星や出雲の魅力についての講演のほか、1992年に落下した「美保関いん石」の話題も提供される。

8月20日

国立天文台「次世代超大型天体望遠鏡」プロジェクト室のウェブサイトがリニューアル

「TMT」は、2018年末の稼働開始を目指して現在計画が進められている口径30mの光学赤外線・次世代超大型天体望遠鏡だ。同計画に日本から参加している国立天文台のTMTプロジェクト室では活発な準備活動が進められており、より多くの人々にこの計画を知ってもらう目的でウェブサイトをリニューアルした。

太陽活動周期は、ループ状のプラズマの影響で長引いた?

2008年に終わった太陽の活動周期は、従来よりも長かった。その理由の1つとして、太陽の赤道と極の間を循環するプラズマのループ状の流れが通常より長く伸びたためであったと発表された。この成果は、太陽の活動サイクルの予測などに役立つかもしれないと期待されている。

天体画像ギャラリー(4枚)

木星など4枚の画像を公開しました。

8月19日

小島さん、りゅう座の銀河に超新星2010glを独立発見

愛知県の小島信久(こじまのぶひさ)さんが、今年7月21日(世界時、以下同様)の観測から、りゅう座の銀河に16.0等の超新星を独立発見した。

カッシーニがとらえた、土星の衛星のクローズアップ

NASAの土星探査機カッシーニは、8月13日に土星の衛星エンケラドスから2,500kmの距離にまで接近、通過した。13日から14日にかけてエンケラドスの南極にある噴出口の撮影を行ったほか、衛星テチスとディオネも撮影し、その迫力ある数々の画像が公開された。

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ9」を胎内星まつりで販売

いよいよ8月26日に発売となる「ステラナビゲータ Ver.9」が、20日〜22日に新潟県で行われる「胎内星まつり」で特別販売される。

天体画像ギャラリー(8枚)

木星、ペルセウス座流星群など8枚を公開しました。

8月18日

iPad向けにスタイル一新 「iステラ HD」発売開始

iPadの大きな画面を生かしたシンプルで使いやすいモバイルプラネタリウム「iステラ HD」がApp Storeで発売された。

天体画像ギャラリー(11枚)

木星や、金星・火星・土星の接近など11枚の画像を公開しました。

坪井さん、くじら座の銀河に超新星2010gzを発見

広島市の坪井正紀(つぼいまさき)さんが8月16日(世界時、以下同様)、くじら座の銀河NGC 599に超新星2010gzを発見した。坪井さんによる超新星発見は、今年1月のSN 2010B、7月の2010giにつづいて3個目となる。

小惑星による恒星食

9月21日〜9月26日までの予報4件を追加しました。

8月17日

老いた楕円銀河の周りに広がる、紫外線を放射するなぞの環

年老いた楕円銀河の周りに、紫外線を放射する環のような構造が初めてとらえられた。もっとも大きいものは、天の川銀河を取り囲んでしまうほどの大きさである。環は星の材料となる新鮮なガスによってエネルギーを得ていて、銀河は若返っているように見える。今後の研究で予想外の銀河の進化プロセスが明らかになるかもしれない。

2010年8月20日 海王星がやぎ座で衝

太陽系最遠の惑星の海王星が、8月20日にやぎ座とみずがめ座の境界あたり(やぎ座がわ)で衝となります。これといった目印がないために位置がわかりづらいですが、やぎ座の尾にあたるδ星のデネブアルゲディ(2.9等)や、みずがめ座ι星(4.3等)を頼りに探してみましょう。明るさは7.8等です。

2010年8月20日 金星が東方最大離角、火星と大接近

夕方の西の空でひときわ明るく輝き目立っている、宵の明星の金星が、8月20日に太陽からもっとも離れて東方最大離角になります。高度は低いものの、マイナス4.4等とたいへん明るいので、建物などにさえぎられなければ簡単に見つかるでしょう。すぐ近くには火星もあります。最接近は19日で、9月上旬ごろまでは双眼鏡の同一視野内に見えます。

天体画像ギャラリー(12枚)

木星やペルセウス座流星群、金星・火星・土星の接近、テンペル彗星など12枚の画像を公開しました。

8月16日

西山さん椛島さん発見の新星は、ガンマ線を放射する新種天体だった

NASAのガンマ線天文衛星フェルミのチームと、京都大学花山天文台、広島大学のかなた望遠鏡をはじめとする可視光観測チームが行った観測で、福岡県の西山さんと佐賀県の椛島さんが今年3月に発見した新星の爆発に伴って1億電子ボルトのエネルギーをもつガンマ線が放射されていたことが明らかになった。

すばる望遠鏡、海王星のラグランジュ点L5にトロヤ群小惑星を発見

すばる望遠鏡を使った観測によって、太陽−海王星の5番目のラグランジュ点(L5)という観測がひじょうに難しい位置に初めて小惑星が発見された。

天体画像ギャラリー(10枚)

木星やペルセウス座流星群、金星・火星・土星の接近など10枚の画像を公開しました。

8月13日

2010年 ペルセウス座流星群ギャラリー

ペルセウス座流星群ギャラリーを公開しました。

ハッブルが数年かけて撮影した銀河NGC 4911

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が2006年、2007年、2009年と数年をかけて撮影した、かみのけ座銀河団に属する銀河NGC 4911の画像が公開された。

8月12日

地球に降り注ぐ宇宙線の生成プロセスが明らかに

今年初め、ピエール・オージェ観測所のデータから、予測に反して宇宙線の多くが陽子ではなく原子核であることが発表された。陽子に比べて壊れやすい原子核がどこでどのように加速されて、大量に地球に降り注いでいるのかはなぞであったが、同観測所のデータの解析結果から、そのメカニズムが明らかになった。

南極の昭和基地の全天カメラがとらえたオーロラ

8月1日にやや中規模の太陽フレアが地球側で発生し、「コロナ質量放出(CME)」が観測された。また、7日に(地球側からそれていたが)より大きな規模のフレアが発生し、CMEが観測された。それらCMEが引き起こした磁気嵐で発生したオーロラを、南極の昭和基地の全天カメラがとらえた。

板垣さん、増光中の新天体を発見 超新星か

山形の板垣公一さんが8月9日(世界時、以下同様)、りゅう座に新天体を発見した。8月3日の画像にも写っていたこの天体は、明るさの変化の様子から、典型的なIa型超新星という可能性もある。超新星であることが確認されれば、板垣さんにとって今年7個目の発見となる。

8月11日

天体画像ギャラリー(7枚)

金星・火星・土星の接近、南太平洋皆既日食や木星など7枚の画像を公開しました。

8月26日〜9月8日、大阪で飯島裕写真展「星空の彩り・OLYMPUS Eシステムで撮った星景」

月刊天文誌星ナビで「銀ノ星 四光子の記憶」を連載中の天体写真家 飯島裕氏の写真展が、大阪市西区の「オリンパスプラザ大阪」で8月26日〜9月8日まで開催される。また、8月27日と28日に予定されているトークショーでは、飯島氏がプロ写真家として夜空を見る楽しみを語る。

国際宇宙ステーションの冷却システムの異常発生(続報)

国際宇宙ステーション(ISS)でアメリカ東部夏時間(以下同様)7月31日(日本時間8月1日)に発生した冷却システムのポンプの不具合に関して、8月7日(日本時間8日)に交換作業が行われた。作業時間は8時間3分に及び、長期滞在員による船外活動としては史上最長記録となった。

8月10日

天体画像ギャラリー(6枚)

金星・火星・土星の接近、星景など6枚の画像を公開しました。

iPadで世界の昆虫400種をコレクション!「海野和男の世界の昆虫」発売開始

世界の代表的な昆虫400種(写真約560点)を網羅した世界の昆虫写真集&図鑑。ボタンのタップでリアルな実物大表示も可能なiPad専用アプリ「海野和男の世界の昆虫 (Kazuo UNNO's WORLD BUGS)」の製品情報を公開しました。

8月9日

3つの天文衛星がとらえた銀河スペクタクル、アンテナ銀河最新画像

衝突銀河として有名な「アンテナ銀河」を、NASAの赤外線天文衛星スピッツァーとX線観測衛星チャンドラ、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)がとらえ、そのデータを重ね合わせた最新画像が公開された。

8月16日は「伝統的七夕」観望イベント募集中

ペルセウス流星群や星まつりなど夏の夜がもりあがりを見せる中、8月16日には、旧暦にもとづいた「伝統的七夕」をむかえる。「伝統的七夕に星を見ようと呼びかける有志グループ」のサイトでは、伝統的七夕の観望イベント情報を発信しているほか、個人での開催情報も募集している。

星空ナビで星空さんぽ:2010年8月「天の川」

星空ナビを使った天体観察の方法や楽しみ方を紹介する「星空ナビで星空さんぽ」、2010年8月のテーマは「天の川」です。夏は天の川が一番よく見えるシーズン。ぜひ空の暗いところで実際の天の川を眺め、わたしたち自身が天の川の一員であることを想像してみてください。

天体画像ギャラリー(19枚)

月とプレアデス星団の接近、南太平洋皆既日食、金星・火星・土星の接近、木星など19枚の画像を公開しました。

8月6日

2010年8月13日 ペルセウス座流星群が極大
ペルセウス座流星群は、明るい流星が比較的多く見られる、毎年恒例の人気天文イベントです。今年の活動のピークは8月13日の朝と予想されていて、12日深夜〜13日明け方が観察に適しています。月明かりがない最高の条件で観察できるので、安全やマナーに注意しながら多くの流星を数えて楽しみましょう。ペルセウス座流星群の特集ページもご覧ください。
後藤さん、ふたご座の銀河に3月に超新星を発見

広島県の後藤邦昭さんが、今年3月26日(世界時)の観測から、ふたご座の銀河に16.4等の超新星を独立発見した。この超新星は、以前に別の観測者による発見が報じられ「2010bj」と命名されたが、実は後藤さんの発見がそれより早かったことが明らかとなったため、発見から遅れての正式発表となった。

初めて再現された、超新星1987Aの立体的な姿

超新星1987Aから放出されたガスの速度を調べた結果から、超新星残骸のちりの分布が初めて立体的に再現された。超新星1987Aでは物質が非対称象的に放出されたことがコンピュータ・シミュレーションによるモデル計算で示されていたが、その予測を裏付ける観測的な証拠が初めて得られた。

天体画像ギャラリー(13枚)

土星や木星などなど13枚を公開しました。

8月5日

宇宙の最前線にふれよう! 北から南まで、2010年夏の国立天文台施設公開

この夏、石垣島、長野、岩手、岡山にある国立天文台の各施設では、毎年恒例の特別公開が行われる。天文学の最前線にふれることのできる観測施設の見学や星空観望会、音楽ライブなど、楽しい企画がめじろ押しだ。

天体画像ギャラリー(7枚)

太陽の黒点や、月とすばるの接近など7枚を公開しました。

眠ったまま目覚めず、火星探査車スピリットから応答なし

今年3月から通信が途絶え、冬眠モードに入っていたとみられる火星探査車スピリット。復活が期待された7月末になっても応答がなく、NASAの運用チームにより通信回復に向けた懸命の努力が続けられている。

8月4日

星ナビ9月号は「ペルセ群の撮影」と「皆既日食レポート」

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2010年9月号が、8月5日(木)に発売されます。条件最高のペルセウス座流星群をかっこよく撮影するためのテクニックを紹介しました。イースター島やマンガイア島、アルゼンチンなどから届いた皆既日食の画像も満載。夏のイベント情報もおすすめです。

太陽表面の地球側でコロナ質量放出、北米や欧州などで低緯度オーロラが出現か

8月1日に太陽の表面の地球側でフレアが発生、続いてコロナから大量の物質が噴き出す「コロナ質量放出(CME)」が起こった。CMEが地球に到達すると磁気嵐が起き、北米やヨーロッパでは、低緯度地方でもオーロラが見られるかもしれない。

「After The Sunset〜星のない夜に〜」 神戸で安藤宏写真展

兵庫県神戸市の「ギャラリーモダーン」で、8月8日まで安藤宏写真展「After The Sunset〜星のない夜に〜」が開催されている。星景写真を主に発表してきた安藤氏だが、今回は「星や月以外の夜の光」をテーマに、ひと味違った写真展となっている。

天体画像ギャラリー(6枚)

木星や月など6枚の画像を公開しました。

8月3日

やはり土星の衛星レアに環は存在しない

2008年に発表された研究成果で、土星の衛星レアの周囲には、固体の粒子が環を形成していることが示された。その後、衛星のまわりを詳しく観測した結果、数μmから瓦礫のようなサイズまであらゆる大きさの固体の粒子は発見されなかった。

国際宇宙ステーションの冷却システムの一部が停止

アメリカ東部夏時間(以下同様)7月31日(日本時間8月1日)に、国際宇宙ステーション(ISS)の冷却機能の一部に不具合が発生した。NASAではシステムの再起動を試みたが復旧せず、現在は予備システムを使ってほぼすべての機器の冷却が行われている。滞在中の宇宙飛行士の安全に問題はないとのことだ。

8月2日

夏の星空を楽しもう! 各地で星祭りや観望会開催

本格的な観望シーズンが到来し、今年も全国各地で夏の夜空を楽しむイベントが開催される。アストロアーツでは全国のイベント情報を月刊雑誌「星ナビ」やパオナビで紹介。また、「長野・原村星まつり」と「新潟・胎内星まつり」に出店して製品デモや特価での販売を行う予定だ。

天体画像ギャラリー(11枚)

火星や木星、皆既日食など11枚の画像を公開しました。

2010年8月8日 金星と土星が接近、火星も接近

7月下旬から、金星・火星・土星が夕方の西の空に集合しています。お互いの位置関係は日々変わり、8月8日ごろには金星と土星が最接近します。この前後数日間は3惑星が双眼鏡の同一視野内に見えますので、双眼鏡で観察してみましょう。さらに低いところにある水星もお忘れなく。また、13日には細い月も接近するので必見です。

2010年8月7日 水星が東方最大離角

夕方の西の空では金星・火星・土星が集合していますが、さらに低いところには水星も見えています。水星は8月7日に太陽からもっとも離れて東方最大離角となりますが、地平高度があまり高くならず目印となる天体も近くにないので、見つけづらいかもしれません。双眼鏡を使って、「金星から右に双眼鏡の視野○個、下に○個」のように探してみましょう。

2010年8月5日 月とプレアデス星団が大接近

8月5日の未明から明け方にかけて、月齢24の月とおうし座のプレアデス星団(M45、すばる)が大接近します。深夜2時〜3時ごろになると少し月が高くなって見やすいでしょう。月が明るく肉眼でプレアデス星団を見るのは難しいので、双眼鏡で眺めてみましょう。

2010年8月上旬 食変光星のアルマーズが減光期間の中間

27.1年というきわめて長い周期で明るさを変える食変光星のぎょしゃ座ε星アルマーズが、昨年8月ごろから減光を始めており、この8月上旬ごろに減光期間の中間を迎えます。通常は3.0等ですが、減光期間中は3.8等まで暗くなっています。

8月11〜15日に「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン

8月12日から13日ごろを中心に今年も「ペルセウス座流星群」が活発な活動を見せると予測されている。しかも、今年は月明かりの影響を受けずに観察ができる。国立天文台では今年も「流れ星を数えよう」キャンペーンを行っており、一人でも多くの人に夜空を眺めてみてほしいと呼びかけている。