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更新履歴

2011年6月の更新履歴 バックナンバー一覧

6月30日

海王星の自転周期が正確に判明!

アメリカ・アリゾナ大学の研究チームが、探査機「ボイジャー2号」の画像やハッブル宇宙望遠鏡の画像から、従来の1000倍も正確な海王星の自転周期を求めることに成功した。正確な自転周期がわかったことで、海王星の内部構造の解明に向けてひとつ前進した。

銀河ごとの星形成の活発さは両極端

近傍から遠方までさまざまな距離にある銀河の星形成の活発度を調べたところ、距離に関わらず、銀河は星形成を活発に行っているか、ほとんど全く行っていないかのどちらかであることがわかった。近傍の銀河で星形成の活発度が両極端であることは既にわかっていたが、遠方でも同様であることがわかったのは初めてだ。

投稿画像ギャラリー(19枚)

地球に接近した小惑星2011MD、6月29日の月と火星の大接近、天の川の星景など19枚を公開しました。

6月29日

星やガスを奪う大マゼラン雲

天の川銀河の伴銀河として知られる大マゼラン雲は、同じく伴銀河の小マゼラン雲から星やガスを奪い取っているらしいことがわかった。大マゼラン雲に大きな星形成領域があるのは、これが原因かもしれない。

地球に大接近した小惑星2011 MDの画像

6月27日から28日の夜にかけて地球に大接近した小惑星2011 MD。直径5m〜20mと非常に小型な天体ながら、その動きを見事にとらえた観測画像が公開されている。

惑星についてわかりやすく紹介 「こども図鑑 惑星の観察」 新発売

探査機や大型望遠鏡の画像を用いて、太陽系の惑星たちの素顔や見つけ方などをわかりやすく紹介したこども図鑑シリーズ最新刊。「太陽縮尺ポスター」が特別付録。藤井 旭 著 星の手帖社発行 価格 840円

太陽系のスケールを実感できる 「太陽系縮尺ポスター」 新発売

太陽からの各惑星の距離や、太陽や各惑星、各衛星の大きさなど、太陽系のスケールを実感できるポスター。太陽系天体や主な太陽系外縁天体などのデータも掲載。星の手帖社 製 価格 315円

暗いところで星座の星々が光る「夏の星座うちわ(3枚セット)」 新発売(販売終了)

夏の宵空に見える星座の星々を夜光インクで印刷した星座うちわが新発売。暗いところで美しく光ります。裏面では夏の二十四節気、雑節のほか、主な夏の行事をイラストで紹介。星の手帖社 製 価格 630円(3枚セット)

6月28日

エンケラドスの氷から「塩」を発見、液体の水の存在を示唆

NASAの土星探査機「カッシーニ」が衛星エンケラドスから噴き出している氷の成分を調べたところ、地球の海水のようにナトリウムやカリウムが多く含まれていることがわかった。エンケラドスの内部に液体の水が存在している可能性を示す発見だ。

「パンドラ銀河団」の大衝突現場を探る

少なくとも4つの銀河団が玉突き衝突を起こしたとみられる銀河団「Abell 2744」の詳細な観測研究結果が発表された。銀河団同士の複雑な衝突によって多くの珍しい現象が見られ、宇宙での物質同士の影響を理解するための重要なヒントを与えてくれそうだ。

名古屋のサイエンスカフェで国立天文台の縣さん談話会

愛知県名古屋市の常設型サイエンスカフェ「ガリレオ・ガリレイ」で7月10日、国立天文台の縣秀彦さんの談話会が開催される。

2011年6月29日 細い月と火星が大接近

6月29日の未明、東の低い空で細い月と火星が大接近します。アルデバランとすばるのほぼ中間にあり、日の出の約2時間前に東北東の地平線からそろって姿を現し、2度以内に近づいたまま朝の光に消えていきます。双眼鏡で観察してみましょう。

2011年6月28日 冥王星がいて座で衝

6月28日、準惑星の冥王星がいて座で衝となります。明るさは14.0等で、周りに目印になるような明るい星もなく、天の川の中で微光星が多いため、かなり見つけにくいでしょう。中口径以上の望遠鏡があれば、散開星団M25(4.6等)を頼りにさがしてみましょう。

6月27日

27日夜、小惑星が地球直径と同距離まで大接近

6月27日から28日の夜にかけて、小惑星2011 MDが地球のすぐそばを通過する。最接近は28日午前2時ごろ(日本時間)ごろで、地球の直径をも下回る1万2300kmという大接近だ。中規模の望遠鏡で観測できると予測されている。

宇宙の魅力を兵庫で発見! 天文施設スタンプラリー開催中

西はりま天文台や姫路科学館など、兵庫県内の13の天文関連施設で来年3月までスタンプラリーが行われている。いろいろなイベントに出かけて、宇宙の魅力に触れてみよう。

投稿画像ギャラリー(7枚)

あじさいや北斗七星の星景、惑星など7枚を公開しました。

6月24日

太陽系の歴史が一変? 太陽風粒子の解析結果

太陽と惑星が、今まで考えられていたのとは異なる過程で形成された可能性を示す研究結果が発表された。NASAの探査機が採取した太陽風の粒子に含まれる酸素と窒素の同位体比が地球のそれと異なっていたことから判明したものだ。

QZSS衛星初号機「みちびき」の測位信号を提供開始

日本版GPSともいえるQZSS衛星初号機「みちびき」の測位信号が一般利用可能となった。精度の実験により品質・信頼が仕様に達したためで、対応受信機で「みちびき」のGPS補完信号を使用できるようになる。

2011年7月の星空ガイド

2011年7月の星空ガイドを公開しました。

投稿画像ギャラリー(8枚)

月や土星など8枚を公開しました。

6月23日

天文宇宙DVD「宇宙の不思議Q&A」新発売(販売終了)

宇宙はどうして始まったのか? 星に寿命はあるのか? 天文学が明らかにしてきた宇宙の不思議を「太陽・月の不思議」「太陽系の不思議」「星雲・銀河の不思議」3つのテーマ、25の疑問に分け、美しい星の画像やCGなどを用いてわかりやすく解説します。NHKエンタープライズ発行 特価 3,600円

天文宇宙DVD 「ガリレオからハッブルまで」 新発売(販売終了)

ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で天体観測を始めてから400年。天体望遠鏡を通して「宇宙の果て」を探り続けてきた人々の物語と、望遠鏡が教えてくれる宇宙の姿をダイナミックに描いたNHKエンタープライズ発行のDVD。特価 3,600円

打ち上げから2年、探査機LROのデータで見る月面

NASAの月周回探査機「ルナー・リコナサンス・オービター」(LRO)のデータをもとに作成された動画が公開された。月の動きによりできる影が、これまでになく詳細にシミュレーションされている。2009年6月に打ち上げられたLROは、目標のフルミッション段階を完了した。

国立天文台と7大学、GRBや超新星の観測で共同タッグ

国立天文台と国内の7大学が、それぞれの中小型望遠鏡を用いた観測で連携していくことを発表した。最先端共同研究と天文学教育の推進を目的とし、6年間実施する予定となっている。

6月22日

史上最長のガンマ線バースト

NASAのガンマ線観測衛星「スウィフト」が、通常数時間で減光するガンマ線バーストが2ヶ月以上も続いている天体を発見した。現在もスウィフトや「ハッブル宇宙望遠鏡」、X線観測衛星「チャンドラ」を使って観測が続けられている。

七夕を前に宇宙を知ろう 東京とつくばで講演会

6月〜8月にかけて各地で天文講演会などが行われる「全国同時七夕講演会」の一環として、7月2日に東京・小金井市で、3日には茨城・つくば市で講演会が開催される。小金井では、来年に迫った金環日食や最新の宇宙像についてわかりやすく解説する。つくばでは、宇宙ステーションや宇宙の始まりの理論などについての4講演を聞くことができる。

投稿画像ギャラリー(11枚)

月暈や6月16日の月食など11枚を公開しました。

6月21日

【かけはしプロジェクト】星ナビ2011年6月号のPDFを無償公開

東日本大震災の被災者の方々を支援する「アストロアーツ かけはしプロジェクト」では、月刊天文雑誌「星ナビ」2011年6月号のPDFを無償で公開しました(4月号、5月号も引き続き公開中です)。雲の多い時季ではありますが、晴れ間に見える星空を楽しむ一助となれば幸いです。

「メッセンジャー」が捉えた様々な水星の「正体」

NASAの水星探査機「メッセンジャー」が水星周回軌道に入って3ヶ月が経った。先日発表された水星の表面地形、化学組成、磁場構造などに関する様々な成果を紹介しよう。

宇宙ステーション輸送機「こうのとり」が「電波功績賞」を受賞

宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)プロジェクトが「HTV近傍接近システム通信技術の開発」により「電波功績賞 総務大臣賞」を受賞し、6月10日の電波産業会で表彰式が行われた。

星のソムリエを目指す「たのしい宇宙講座」が東京・埼玉で開講

星空や宇宙のおもしろさを伝えたい人、星空や宇宙についてもっと知りたい人のための「星のソムリエ講座」が「NPO法人小さな天文学者の会」主催で今夏開講する。東京あるいは埼玉の会場で、8月から来年2月にかけての全7回コースだ。申し込みは6月30日まで。

【特集】七夕

7月7日は七夕。空を見上げ「おり姫星」と「ひこ星」を探し、星に願いをかけてみましょう。旧暦七夕は8月6日です。

6月20日

初期宇宙にもたくさんあった大質量ブラックホール

NASAのX線宇宙望遠鏡「チャンドラ」の観測から、初期宇宙に大質量ブラックホールが多く存在していたということが初めて直接的に裏付けられた。これにより、当時の幼いブラックホールが、銀河の成長と共に非常に活発に成長していたことが示された。

いつでも星は輝いている 星の村天文台台長が復興支援観望会

東日本大震災で65cm反射望遠鏡が倒壊した福島県「星の村天文台」の大野台長が、被災地の避難所や学校などに出向いての天文講演や観望会を開催している。また、観望会を行う団体向けに星座早見盤の提供も行っている。

赤外線天文衛星「あかり」が科学観測を終了

5月末から電力異常となっていた赤外線天文衛星「あかり」が、科学観測を終了すると発表された。2006年に打ち上げられ、目標寿命を超えて運用が続けられていた。

明治東京の時を刻んだレプソルド子午儀が重要文化財に

1880年にドイツで製作された国立天文台所蔵の「レプソルド子午儀」が国の重要文化財に指定された。明治時代には旧江戸城の正午の号砲の時刻を求めたという、日本の天文学史上由緒ある観測装置を、東京・三鷹キャンパスの資料館で常時見学することができる。

投稿画像ギャラリー(7枚)

6月16日の月食、バーナードループなど7枚を公開しました。

2011年6月22日 火星とプレアデス星団が接近

明け方の東の空に、火星とプレアデス星団(すばる)が並んで現れるようになっています。もっとも接近するのは22日ごろで、5度以内まで近づき双眼鏡の同一視野内に収まります。日の出1時間前の高度が10度未満とかなり低い位置ですが、すばるの星々と赤く輝く火星の美しさをぜひ眺めてみましょう。

6月17日

星ナビ.com 新天体発見情報 071(2010年5〜6月)
月刊星ナビ2011年7月号に掲載の「新天体発見情報」No.071を公開しました。
超新星爆発1987A、超新星残骸へと移行中

超新星爆発による星の残骸の輝きが、再び明るくなり始めているようすが発見された。超新星爆発から超新星残骸へと移行する過程を見ていると考えられる。

太陽の向こう側を通過中 「あかつき」の声からコロナを探る

数年後の金星周回軌道入り再挑戦を目指す探査機「あかつき」が、地球から見て太陽のちょうど向こう側を通過中だ。この機会を利用して、「あかつき」から送られる電波から太陽風の性質を探るという面白い試みが行われている。

ガンマ線バースト研究の第一人者、河合誠之さんが林忠四郎賞受賞

日本天文学会の2010年度林忠四郎賞が、東京工業大学の河合誠之教授に授与された。ガンマ線バーストの系統的研究への貢献が評価されたものだ。

学会発表 「はやぶさ」最後の軌道解析と理科教育実験

日本天文学会春季年会の記者発表が6月13日に国立天文台・三鷹キャンパスで行われた。3本のうち、筑波大学のブラックホールの合体シミュレーション研究については6月15日ニュース「銀河中心ブラックホールの形成をシミュレーションで解明」でお伝えした通り。本ニュースでは、「はやぶさ」観測と理科の教育現場というそれぞれの視点から「宇宙・科学の未来」を見渡す2つの研究成果について紹介する。

投稿画像ギャラリー(13枚)

月食や古川さん滞在中のISSなど、13枚を公開しました。

6月16日

世界初、電子型ニュートリノの出現現象の兆候を捉えた!

T2K実験(東海―神岡間長基線ニュートリノ振動実験)で、世界で初めてミュー型ニュートリノが電子型ニュートリノへと変化する現象の兆候が捉えられた。このニュートリノが変化する現象が確認できれば、宇宙に反物質がほとんど残っていないという謎を解くための大きな手がかりとなる。

全国各地で七夕講演イベント 被災地出前授業サポートも

「七夕の日」前後の6月から8月まで、全国約70か所の会場で天文イベントが行われる「全国同時七夕講演会」が今年も開催される。東日本大震災被災地への出前講演サポートなども行われる。

投稿画像ギャラリー(7枚)

今日の月食、土星など7枚を公開しました。

6月15日

銀河中心ブラックホールの形成をシミュレーションで解明

銀河の中心には巨大なブラックホールがあるという説が広く支持されているが、どのようにそのブラックホールができるかはよくわかっていない。今回、筑波大学のグループが重力波の効果も取り入れた高精度な宇宙シミュレータを用いて、銀河中心の巨大ブラックホールを再現させることに世界で初めて成功した。

ベスタ到着まであと1ヶ月 探査機「ドーン」の新動画

NASAの探査機「ドーン」が探査目標の小惑星ベスタをとらえた動画が公開された。

ISSからの直接放出ミッションに小型衛星3機を選出

国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟からの直接放出により小型衛星を軌道に乗せようという実験ミッションに使われる衛星の選考結果が発表された。選定されたのは和歌山大学、福岡工業大学、明星電気の3衛星で、来年9月ごろの打ち上げを目標としてさらに技術審査等を行っていく。

ブラックホールの正体を暴こう! 8月に大阪で高校生向け講習

8月5〜6日に大阪で高校生向けの天文教育プログラムが実施される。2日間にわたる講義や天体観測、データ処理などの実習を通してブラックホールの謎に迫っていこう。

6月14日

隕石から迫る、小惑星上での有機物合成

地球に落下してすぐに回収された1つの隕石の分析結果から、アミノ酸を始めとした有機物の存在量と水の存在量に関係があることがわかった。隕石の母天体である小惑星で有機物が合成される際の環境を特定する、大きな手がかりとなることが考えられる。

これまでにない新しいタイプの超新星爆発を発見

既に発見されていた、変わった特徴を持つ2つの超新星爆発と、新たに見つかった4つの超新星爆発が、これまで知られている超新星爆発とは異なったタイプであることがわかった。いずれも太陽の100倍以上の質量を持つ、非常に遠い星の爆発であるため、初期宇宙の様子を探る上で貴重な手がかりとなるかもしれない。

25日に大崎市で「はやぶさ」番組投影と講演会 東京では特設スペースがオープン

宮城県の「パレットおおさき」では「おかえり『はやぶさ』」と題したイベントを6月25日に開催する。小惑星探査機「はやぶさ」のプラネタリウム番組投影と、サンプル採取装置を担当したJAXA矢野創さんの講演会が行われる。また都内・東京国際フォーラムでは、「はやぶさ」の展示やショップなどの特設スペース「はやぶさi(アイ)」が10月までの期間限定でオープンした。

投稿画像ギャラリー(7枚)

古川さん滞在中のISS、月、パンスターズ彗星(C/2011 L4)など7枚を公開しました。

6月13日

6月27日、冥王星と衛星ヒドラによる恒星食の可能性

6月27日夜、冥王星とその衛星ヒドラ(Hydra)による恒星食が起こる可能性があり、観測が呼びかけられている。まだまだわからないことの多い太陽系外縁天体による食の観測は、貴重な情報をもたらしてくれる。

太陽系の果ては磁気バブルで覆われている?

太陽系の果てを旅する探査機「ボイジャー」の送ってくるデータとシミュレーションの結果から、太陽系の果ての構造はこれまで考えられていたモデルよりももっと複雑で、磁気の「泡」のようなものが取り巻いているらしいことがわかった。

帰還1周年記念講演会 生みの親が語った「はやぶさ」のこれまでとこれから

日本中が注目し声援を送った、小惑星探査機「はやぶさ」の大気圏突入から13日で1年。6月12日、日本スペースガード協会と三輪田学園の主催による記念講演会が東京・飯田橋にて開催された。1000人もの参加者が、様々な形で「はやぶさ」に関わった人々の言葉に耳を傾け、「はやぶさ」の「これまで」と「これから」に思いをはせた。

金井三男のこだわり天文書評

以下の書評を公開しました。宇宙から来た72秒のシグナル/物語 古代エジプト人/太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る/世界の望遠鏡がとらえた1年間の厳選天体 宇宙画像2010/TIME & SPACE

6月10日

ESOのオメガカメラがファーストライトでオメガ星雲を観測

ヨーロッパ南天天文台がチリに建設していた、サーベイに特化した望遠鏡VSTが完成し、ファーストライトで撮影した「オメガ星雲」M17の画像が公開された。VSTは今後数年間で南天の詳細観測を行う予定である。

古川さんらISSに到着 半年間の滞在開始

日本人宇宙飛行士 古川聡さんらを乗せたソユーズ宇宙船が10日朝(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に無事到着した。古川さんは約5ヶ月半の間ISSに滞在し、実験運用などに携わる。

超新星はいつ爆発した? M51銀河の手がかり画像を募集

5月31日に「子持ち銀河」M51で発見された超新星の爆発時間をより正確に調べるため、この前後に撮影された銀河の画像の提供が呼びかけられている。

星の知識を試そう 検定が相次いで登場

天文に関する検定が今年あいついで登場する。「星検(星空宇宙天文検定)」は7月24日、「天文宇宙検定」は10月9日に第1回が行われる。いずれも公的資格が得られるものではないが、天文宇宙への理解を深め、あるいは実力を試すためにトライしてみてはいかが。

投稿画像ギャラリー(5枚)

月や土星など、5枚を公開しました。

6月9日

福島のすばらしい星・月の風景を掲載した作品集 「ふくしま 星・月の風景」

郡山市・郡山市教育委員会・郡山市ふれあい科学館が主催した「ふくしま 星・月の風景 フォトコンテスト」の応募作品のなかから、表彰作品・優秀作品の48点を掲載した作品集。福島県のさまざま風景の上に広がる、星たちや月の輝きを捉えた星景写真集です。Vol.1/2 各500円

彗星探査機「ロゼッタ」、2014年までしばし冬眠へ

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「ロゼッタ」が、2014年にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P/Churyumov-Gerasimenko)に接近するのに備えて節電のために冬眠モードへと入る。

木星の大移動が火星を小さくした?

シミュレーションによって、木星は太陽系形成初期に一度太陽に近づいた後、再び離れて現在の軌道に落ち着いた可能性があることがわかった。惑星が移動することはこれまでも指摘されてきたが、この結果では火星の質量が地球や金星と比べて小さいことも説明が可能だとしている。

「彗星夏の学校」2008年〜2010年の集録が完成

年に一度開催される勉強会「彗星夏の学校」の研究発表・議論の記録をまとめた2008年〜2010年の集録が完成した。ウェブサイトから購入することができる。

6月8日

投稿画像ギャラリー(6枚)

はくちょう座の散光星雲群や土星など、6枚を公開しました。

連星系で色鮮やかな原始惑星系円盤を発見

おうし座の方向にある若い連星の原始惑星系円盤をすばる望遠鏡で観測したところ、南北で違う色で光っていることが確認された。連星系であるためにもう一方の星の光を反射していることが関係していると考えられるが、詳しいことはわかっていない。

すばる望遠鏡の家教授が東レ科学技術賞を受賞

国立天文台ハワイ観測所の家正則教授が第51回東レ科学技術賞を受賞した。すばる望遠鏡による遠方銀河の観測や、大気のゆらぎによる観測への影響を抑える新技術開発の貢献が評価されたものだ。

古川さん搭乗のソユーズ打ち上げ成功、10日にISSとドッキング

日本人宇宙飛行士 古川聡さんを乗せたソユーズ宇宙船が8日の日本時間早朝、打ち上げに成功した。10日朝の国際宇宙ステーションとのドッキングに向け順調に飛行中だ。

6月7日

天文ニュースで振り返る「はやぶさ」特集

小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還1周年を記念して、過去の「はやぶさ」関連ニュースを全て集めてみました。「サンプルリターン計画MUSES-C」として初めて登場した1999年の第一報から最新状況まで、イベントのお知らせや後継機情報も逃さず網羅しています。さらに、「星ナビ」の関連記事掲載号リストや映画公式サイトまで、様々な「はやぶさ」情報にリンクしています。

古川さん搭乗のソユーズが8日朝5時12分打ち上げ

古川聡宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船が明日6月8日午前5時12分(日本時間)に打ち上げられる。

反物質を16分以上も保持することに成功!

欧州原子核研究機構(CERN)は、これまで1秒も保持することのできなかった反水素原子を1000秒も保持することに成功したと発表した。この成功は宇宙誕生後に反物質だけが消えてしまった謎を解く大きな一歩である。

投稿画像ギャラリー(6枚)

M51の超新星2011dh、太陽面など6枚を公開しました。

6月6日

月に従来の推定の100倍もの水が存在した可能性 アポロのサンプルから判明

アポロ17号が持ち帰った月のサンプルを詳細に分析した結果、従来の推定量の100倍もの水が存在していることがわかった。ジャイアントインパクトによって月が形成されるプロセスの考証に影響を与えそうだ。

地球外生命に最も適した地はエンケラドス?

地球外生命に適した場所の有力候補として、土星の衛星エンケラドスが浮上している。地球外知的生命体探査プロジェクト「SETI」のワークショップで話題にあがったもので、今すぐ探査に向かうというわけにはいかないが、何を調べるべきかの検討がすでに始まっている。

子持ち銀河M51に超新星が出現

5月31日に「子持ち銀河」ことりょうけん座のM51銀河で超新星が発見され、2011dhと符号がつけられた。超新星爆発のもととなったとみられる恒星の姿をハッブル宇宙望遠鏡がとらえている。

さそり座に新星が出現

6月1日、オーストラリアのJohn Seachさんがさそり座に9.5等級の新星を発見した。

投稿画像ギャラリー(23枚)

6月2日の部分日食やほたるの星景、M51の超新星など23枚を公開しました。

小惑星による恒星食

6月16日から7月15日までの予報13件を追加しました。6月27日には冥王星とその衛星Hydraによる恒星食が見られるかもしれません。

6月3日

木星に新しい衛星を2個発見 65個に

カナダの研究者らによって木星に新しい衛星が2個発見された。これで木星の衛星は合計65個となった。

12日に名古屋で「宇宙と生命」テーマにシンポジウム

6月12日、名古屋市のナディアパーク・デザインホールで「第11回 自然科学研究機構シンポジウム」が開かれる。小惑星サンプルからハビタブルプラネット、ヒ素生物まで「宇宙と生命」をテーマに、多彩で豪華な顔ぶれによる講演とパネルディスカッションを聴くことができる。

アストロアーツの本がiPadやパソコンで楽しめる 「星のギリシア神話」「星座入門」が電子書籍版で登場

夏に向けて夜空に親しむためにうってつけの本・ムックが電子書籍で登場しました。「まんがで読む星のギリシア神話」と「DVDでかんたんにプラネタリウムが楽しめる星座入門」がiPadなどの端末で手軽に、しかも低価格で読むことができます。

星ナビ7月号は「はやぶさ」帰還1年、増ページで大特集

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2011年7月号が、6月4日(土)に発売されます。小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ帰還してから1年。「はやぶさ」は航行技術の実証やイトカワの試料などの科学的、工学的な成果はもちろん、他にもたくさんのものを私たちに届けてくれました。「はやぶさ」の残した光を追いかけた増ページ特大号です。

投稿画像ギャラリー(12枚)

6月2日朝の部分日食、人工衛星「ひこぼし」、明け方の惑星集合など9枚を公開しました。

6月2日

原始星の周りを漂う緑色の宝石たち

NASAの赤外線宇宙望遠鏡「スピッツァー」が、生まれて間もない恒星の周りにかんらん石でできた鉱物が存在していることを発見した。このような鉱物は高温の領域でしか作られないため、原始星の周辺には物質の移動が起こっている可能性が高いことがわかった。

ステライメージ Ver.6・6.0gアップデータを公開、20機種以上のRAWデータに対応

天体画像処理ソフト「ステライメージ Ver.6」がバージョンアップ。キヤノン EOS Kiss X5、ニコン D7000など20機種以上のRAWデータ読み込みに新たに対応したVer.6.0gへのアップデータを無償公開しました。

天文高校生集まれ! 大阪で7月10日に天文部交流イベント

7月10日、大阪教育大学天王寺キャンパスで高校天文部員のつどい「天文高校集まれ!」が開催される。ふだんの部活動や成果を紹介し、交流を深めよう。

投稿画像ギャラリー(11枚)

ISSとエンデバー号、今朝の北日本部分日食など11枚を公開しました。

【特集】2011年6月16日 明け方の皆既月食

2011年6月16日の明け方、全国で皆既月食が見られます。西の低空の現象で、関東より北では皆既状態になる前に月が沈んでしまい、それ以外の地域でも月が欠けた状態のまま沈みます。地上風景との競演が楽しめそうです。

6月1日

MEADE LSシリーズ 「LS-15ACF/20ACF」 値下げ(販売終了)

フルオートアライメントを実現、さらに洗練された自動導入望遠鏡 MEADE LSシリーズが6月1日より価格改定で値下げになりました。「LS-15ACF」 価格 184,800円 「LS-20ACF」 価格249,900円 ご購入の方には天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」をプレゼント。

「四季の星座 Digital Remaster Edition」新発売

四季の星空の見どころを解説したプラネタリウム番組(約90分)を収録したDVD-VIDEO/ROM「四季の星座 Digital Remaster Edition」が新発売。価格 630円 ※こちらは天文ムック「DVDでかんたんに『プラネタリウム』が楽しめる 星座入門」に付属するDVDと同じものです。

「エンデバー号」最後の帰還

スペースシャトル「エンデバー号」が1日午後3時半ごろ(日本時間)、16日間の飛行を終えてケネディ宇宙センターに着陸した。今回の「STS-134」ミッションでエンデバー号も退役となり、スペースシャトルミッションはいよいよあと1回を残すのみとなる。

これまでで最も正確な近傍銀河の3次元地図が完成

イギリスの研究グループによって3億8000万光年より内側にある銀河の正確な3次元地図が作成された。通常2次元で得られる地図に距離の情報を付け加えて3次元に拡張したものだ。

岩手大学天文部OBらが4日「被災地で星を観る会」を開催

岩手大学天文部の現役部員とOBによる「被災地で星を観る会」が、4日に陸前高田市の避難所で開催される。卒業生による被災地支援プロジェクトの一環として行われるもので、大人から子供まで約60人に望遠鏡の工作や天体観望を楽しんでもらうイベントだ。

投稿画像ギャラリー(6枚)

帰還直前のエンデバー号、山の星景など6枚を公開しました。